社会への影響力を最大化する「ソーシャルイフルエンス 戦略PR×ソーシャルメディアの設計図」

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ソーシャルメディアマーケティングのプロであるトライバルメディアハウス池田紀行さんと戦略PR会社のブルーカレント・ジャパン本田哲也さん共著であるソーシャルインフルエンス 戦略PR×ソーシャルメディアの設計図 (アスキー新書)を読みました。

戦略PRとソーシャルメディアを活用していくことで、ソーシャルインフルエンス(社会への影響力)を最大化していくことができるということが本書の肝で、どのようにして多くの人に対して、広告・広報を届けて商品・サービスを買いたくしていくかというものです。

 

ソーシャルインフルエンスの時代(池田紀行さんより)

影響力の3つの変化

1.「影響力のベクトル」が変わった

2.「影響力の範囲」が変わった

3.「影響力のスピード」が変わった

影響範囲をデザインする(池田紀行さんより)

1.アテンションの獲得

2.興味換気

3.自分ゴト化

4.マインドシェア順位

5.購入/コンバージョン

「戦略PR」の登場 (本田哲也さんより)

1.戦略PRでは、戦略的なテーマ設定を行う

2.戦略PRでは、戦略的なチャネル設計を行う

①「おおやけ」感を出すために「マスコミ」の活用

②「ばったり」感を出すために「クチコミ」の活用

③「おすみつき」感を出すために、「インフルエンサー」の活用

「ソーシャルインフルエンス」を生み出す (池田紀行さんより)

自分ゴト化のデザイン

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ソーシャルインフルエンスの明日 (本田哲也さんより)

世界的PR会社が導入する成果測定スキーム

EXPOSURE(影響):「どれだけ目的通りのコンテンツを世の中に送出できたのか」

ENGAGEMENT(関与):「そのコンテンツに、誰が、どのくらいの頻度で、どのくらい長く関与したのか」

INFULUENCE(影響):「ターゲットの認識の変化や態度変容に影響を与えたか」

ACTION(行動):「ターゲットが結果的に、行動したかどうか」

ソーシャルインフルエンスが重要になる時代の人材に必要な5つの要素

1.ジャーナリズム:「情報」はどう作られるのか。情報の送り手と受けての間には何が介在しうるのか。情報というメカニズムや「情報の価値」がどのように生成されるかについての経験や知見。

2.パブリック・リレーションズ:「利害関係者」との関係構築や関係維持ができる経験と能力。ソーシャルCRMの経験など、双方向性と不確実性が大前提な時代に不可欠な要件。

3.ソシオロジー:社会現象の実態や、その現象が起こった要因について考察できる知見やセンス。ある個人や集団が受ける要因としての社会心理など、ミクロな視点も必要。

4.ブランドマーケティング:「ブランド」とは何か、ブランドエクイティとは何か。それが伝搬さ維持される仕組みについての体系的な経験と知見。世の中で自社ブランドがどう捉えられているか、を客観的に見抜ける感覚。

5.ソーシャルテクノロジー:日々進化を理解と知見は、今後のコミュニケーション戦略に不可欠な要素。技術的に大きな潮流をとらえる力とテクノロジーの応用についての発送が必要。

ソーシャルインフルエンス 戦略PR×ソーシャルメディアの設計図 (アスキー新書)より)

 

 

何となくわかっている内容は多かったものの、ソーシャルメディアマーケティングや広告・PRに関して本でしっかり学んだのは初めてだったので、とてもいい学びになり、とても長い紹介になっていました。

特に印象的だった部分が、「ソーシャルメディアだけで世の中ゴト化することはできない」という部分でした。ソーシャルメディアで情報を発信拡散ができているNPOはどんどん出てきていますが、それを世の中全体に波及することはまだまだできないというになります。

メディアで取り上げられるNPOは増えていますが、予算等も含め戦略PRといえるほどのメディアに一気に露出していくことは不可能ですし。

どうにかメディアと連携して、色々な社会問題を「世の中ゴト化」させることができればいいのですが。

 

ただソーシャルインフルエンスを実現している事例が、NPOでその中でもニッチな分野である自閉症に取組んでいるNPOなので、世の中ゴト化させるまで流れを作ることができれば、ソーシャルインフルエンスを起こすことができるということです。

そして、ソーシャルインフルエンスを引き起こすために必要な能力は、非常に多岐に渡っていて、かつ非常に深い知見が必要ですね。これに当てはまるような人材ってどのくらいいるんでしょうね?

 

またオーストラリアの事例の詳細はこちらに本田哲也さんが書いた記事があります。
1日限定。ソーシャルメディアを閉鎖せよ!~ソーシャル インフルエンス成功事例~(VRI コラム) – インターネットコム

そしてもう一つ新しい事例としてトライバルメディアハウスの方が書いた、レコード・ストア・デイというアメリカの事例があります。
レコード・ストア・デイから考えるソーシャルインフルエンス | Musicman-NET

この記事のソーシャルインフルエンスの図も非常にわかりやすいです。

 

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