貧困ビジネス当事者からの告発 「ユニティー出発~貧困ビジネス~」

 - 

 -  >

 -  ソーシャルデザイン, ブログ

貧困ビジネスについてはまだまだ勉強不足でちゃんとは知らない部分も多いのですが、イケダハヤトさんが貧困ビジネスついて365日同じ食事。偽の求人広告。生活保護費を搾取する「貧困ビジネス」の実態が壮絶 : まだ東京で消耗してるの?という記事で書いていたので、それに関連して書いてみます。

まず、貧困ビジネスに付いては、Wikipediaにはこのようにあります。

貧困ビジネス(ひんこんビジネス、Poverty industry, Poverty business)は、「貧困層をターゲットにしていて、かつ貧困からの脱却に資することなく、貧困を固定化するビジネス」。ネットカフェ、住み込み派遣、ゼロゼロ物件、無料低額宿泊所、消費者金融、およびヤミ金融などといった、経済的に困窮した社会的弱者を顧客として利益を上げる事業行為を指す。ホームレス支援や貧困問題にとり組むNPO法人『自立生活サポートセンター・もやい』の事務局長を務める湯浅誠により提唱された概念である。
「貧困ビジネス」の概念は、「問題がビジネスモデルそれ自体にあるということ」を指し示すためにつくられたものである。それらのビジネスモデルが問題なのは、違法行為であるからだけではなく、そのシステムが非人間的なありかたを貧困層である当事者たちに強いるからである。
貧困ビジネスを行う企業や団体の多くは「社会的企業」を装っているのが特徴的である。社会的企業は、社会問題(地球的課題)の解決をめざした社会変革を通じた社会貢献と企業の利益を両立させることを目的としている。しかし、貧困ビジネスは、「社会問題の解決」などではなく「社会問題の固定化」により利益を上げる、社会的企業の対極にある存在である。

貧困ビジネス – Wikipediaより)

 

簡単に言うと、貧困者を搾取の対象としたビジネスモデルということができるでしょう。

 

 

当事者が書いたブログユニティー出発~貧困ビジネス~

そして記事のもとになっているこのブログは、まさに搾取されている側の本当の当事者の人が書いているブログです。その内容を少しずつ紹介していきます。

私が「ユニティー出発(出発と書いて「たびだち」と読む)」と出会ったのはとある求人広告であった。
土木作業員募集の求人に応募して面接へ行くと、そこで「今は不況で現場がない。どうだろう、生活保護を受けてみないか?」という話をされた。
土木作業員の面接へ行って、なぜに生活保護を勧められるのか・・・おかしな話だ。
後で知ったことだが、ユニティー出発は元々土木業の仕事などしていない。ありもしない土木業の求人広告を出して面接へ来た人に生活保護を勧めるというとんでもないことをしているのである。

毎月1度の生活保護受給日は、施設に迎えに来たワゴン車にすし詰めになって役所へ行くと、福祉課の窓口で現金入りの封筒を貰う(約12万円)。それを各々が手に持って車へ戻ると帰りの車内で封筒ごと回収されるのだ。
自分で封を開けることは許されない。ユニティ出発のような貧困ビジネス業者はみな同じく車で役所へ連れて行き、受け取らせた保護費は封筒ごと回収するという

(ユニティー出発 ~序章~|ユニティー出発~貧困ビジネス~)

「個室寮完備」
これに目が留まってしまう人は気をつけたほうがいい。ホームレスとして公園で寝泊りしていなくても、ネットカフェ難民などと呼ばれている人や住むところが安定していない人が「個室寮完備」という一言につられて面接へ行った先が貧困ビジネスの現場である危険性はある。

(怪しい求人広告 |ユニティー出発~貧困ビジネス~より)

なぜ土木作業員の面接に来て生活保護を勧められて、そんな訳の分からない話に乗ってしまったのか?
1年前の自分が置かれていた状況から「なぜ断らなかったのか?」を考えてみると、まず一つ言えることは「住むところが決まっていなかった」からだと思う。
住むところがなく、求人情報誌を見れば「個室寮完備」という文字に目が留まってしまう私が数日間寝泊りをさせてもらうと、そこを後にしてまた宿無しの状態に戻ることへの抵抗感というか、これこそ和合の戦略なのだろうが、「もっとここにいたい」と思ってしまうのかもしれない。
例えば面接に来たその日に生活保護の話をされていたら、断って帰ったとも思う。

鹿手袋荘の内部をコンパクトデジカメで撮影。

NewImage
NewImage

(ユニティーの入り口 ~鹿手袋荘~|ユニティー出発~貧困ビジネス~より)

和合秀典社長との面接を終えると、その翌日には鹿手荘(最初に泊まる待機所)から、さいたま市内に約50箇所ある中のどこかの寮に移動となる。どこの寮に行くかは、その時の空き状況や、その人の年齢、カツ膳で働くかどうかなどを和合が判断して采配を振るう。
私はさいたま市桜区にある「東西堀荘」を命じられた。

(東西堀荘|ユニティー出発~貧困ビジネス~より)

ユニティー訴訟の原告の支援をしている社会福祉士の藤田孝典さんの陳述書を見ると、「食事は質素なもので端的,にまずい」とされているが、それは間違えない。本当にまずい。むしろ、この食事をおいしいと言いながら食べる人がいるんだろうか?

一週間の献立が決まっていて、ずっとその繰り返し。月曜日はメンチカツ、火曜日は魚、水曜日は…と決められていて、それを毎週毎週繰り返す。

(ユニティーめし ①|ユニティー出発~貧困ビジネス~より)

東西堀荘での生活を始めたばかりの頃に、寮長の白山とこんな会話をした。夕食を終えて、寮の1日が終わった時間の薄暗い廊下でのことだった。
「和合社長ってどんな人なんですか?」
特に意味はないが、何気なく質問した。白山はしばし考えるそぶりを見せて答えに窮しているようなので、私が続けてこう言った。
「面接で話した感じではいい人そうでしたよ」
そんなこと思っていないけど、一応良く言っておいた。すると白山は「とんでもねえよ!」と語気を強めて即答した。

「何も知らねーからそう言うだけだよ」

「えっ・・・。ど、どんな人なんですか?」

「貧困者を食い物にしやがって・・・」

寮長を任されている者が入所したばかりの新人に社長のこを悪く言うとは、予想だにしなかったことだ。ただ、白山は寮長とはいえ、他の入所者と同じく生活保護受給者である。これはユニティー出発の特徴で、寮の日常は生活保護者だけでやり繰りしている。同業者の施設では社員が常に常駐していたりするらしいが、ユニティーはそうではないのだ。生活保護者の誰かが寮長として、電話番やら様々な業務をこなす。

「貧困者を食い物にしてるんですか?」

「してるよ!!だってよお、ここで生活保護もらっても殆どピンハネされちゃうだろ。それに酷いんだぜ、やってることが。新宿から連れてきたホームレスに実家の連絡先聞いて、親に電話してオレオレ詐欺やるんだぞ!」

(和合秀典とは ① |ユニティー出発~貧困ビジネス~より)

生活保護費は毎月各区役所福祉課の窓口にて封筒で手渡される。生活扶助と住宅扶助合わせて約12万円。
本来は自分で取りに行くものなのだが、ユニティー出発に住んで生活保護を受給すると毎月の受給日にワゴン車で役所へ連れていかれる。受け取った生活保護費は帰りの車内で封筒ごとか回収される。
なので自分で自分の封筒を開けたことがない。

受給日はいつも胸糞悪かった。
なぜ自分の生活保護費を回収されなければいけないのか・・・。
封筒ごと保護費を回収されて、様々な名目でのピンハネをされて自分に返ってくるのは毎月2万円・・・。
2万円で一月を過ごすのはかなりひもじい生活だ。ユニティーの寮に住む人達はみんな月に2万円のお小遣いでひもじい生活なのに、社長の和合はリッチな生活をしている。それを考えるとさらに胸糞悪くなる。

(生活保護費の封筒を初めて自分で開封した|ユニティー出発~貧困ビジネス~より)

6月11日午後8時のことドンドンドン、ドンドンドンと、部屋の扉をけたたましくノックされた。和合の運転手の1人である五木田(仮名)であった。
開口一番で「いつ出て行くんだ?」と凄んできた。手には手紙らしきものを持っていた。

(立ち退き要求のはじまり|ユニティー出発~貧困ビジネス~より)

まだ私は東西堀荘に住んでいて、部屋には荷物があるというのに、それなのに退寮届けなんて・・・
これだけでも、いかにユニティー出発がおかしな業者だということがおわかりおいただけるだろう。
これまでも、ユニティー出発のやり方に反旗を翻した者がいたが、その時もユニティー(和合)は法律や常識を無視してた手段で追い出しをしている。
今後どんな手段で来るか分からないけど、何か動きがあれば随時このブログでみなさんにお知らせしようと思う。
それが貧困ビジネス業者、ユニティー出発の実態です。

(勝手に退寮届けを出された・・・|ユニティー出発~貧困ビジネス~より)

 

 

このような現状が貧困ビジネスの一つの実態です。

ホームレスなどに生活保護を受けさせて、その生活保護のお金を搾取するというのが貧困ビジネスの一つの形です。

 

 

クロサギから見る貧困ビジネス

2014 07 30 17 15 47
2014 07 30 18 30 26
2014 07 30 17 23 58

新クロサギ(10) (ビッグコミックス)より)

 

自分が好きなマンガの新クロサギにも貧困ビジネスについて書かれている部分があります。

こういううつ病を装わせ、その薬代まで搾取していくという貧困ビジネスを行っているところがどこまであるかはわかりませんが、こういうことまでする団体まであるようです。

 

 

当事者が発信するという意義

冒頭にも書きましたが、ユニティー出発~貧困ビジネス~はまさに搾取される側の当事者が書いているブログです。

支援者や自分のようなブロガーが書いているのではなく、このブログは搾取される側の当事者が書いている点で本当にいいブログだと思います。

 

このような当事者からの発信というのは非常に大切なことなので、ぜひこの問題に関心がある方はこのブログを見てみてください。

 

 

関連記事・書籍はこちら。

ユニティー出発~貧困ビジネス~
西播地域ユニオン ブログ ユニティー 「貧困ビジネス」訴訟 第1回弁論 埼玉
365日同じ食事。偽の求人広告。生活保護費を搾取する「貧困ビジネス」の実態が壮絶 : まだ東京で消耗してるの?

 

 

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

はてなブックマークに追加

 更新をチェックする! follow us in feedly

カスタム検索

Popular Post

Copyright© 新卒フリーランサーのブログ!2014 All Rights Reserved.