集合知と集合愚。 何がその違いを生む?

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ネットは色々な人が意見を言うことができることは自分は、ネットのいい部分だと思っています。しかし、ネットが生み出すのは、集合知ではなく、集合愚だという人も多くいます。

どういう場面では、集合知を生むことができ、どういう場面では集合愚を引き起こしてしまうのかということに興味があったので、集合知・集合愚をテーマに書いていきます。

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悲しい話だが、ネットに接する人は、ネットユーザーを完全なる「善」と捉えないほうがいい。集合知のすばらしさがネットの特徴として語られているが、せっせとネットに書き込みをする人々のなかには凡庸な人も多数含まれる。というか、そちらのほうが多いため、「集合愚」のほうが私にはしっくりくるし、インターネットというツールを手に入れたことによって、人間の能力が突然変異のごとく向上し、すばらしいアイディアを生み出すと考えるのはあまりに早計ではないか?

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)より)

 

ちなみに、集合地はこのような意味です。

多くの人による大量の情報の寄せ集めの集計のこと。Collective Intelligence。

概要

集合知を利用したサービスの代表的な例に、検索エンジンやソーシャルブックマークがある。Webの普及により、知識の自動的な集約によって集合知を作り出すことができるようになってきている。そのため、2005年以降のWeb 2.0ブームとともに注目されていた。よく混同される言葉に群衆の叡智があるが、これは英語のWisdom of Crowdsの和訳で、元々は別の言葉である。

集合知とは – はてなキーワードより)

 

ここに、検索エンジンやソーシャルブックマークが例として上がっていますが、他にもWikipediaやWordPressもそうですし、ネットでのいいサービスのほとんどはウェブの集合知を活用したサービスと言えるでしょう。

このように、ネットの集合知により、様々なものが生まれていますが、炎上のように集合愚のようなものも多く生まれています。

Wikipediaも集合知を引き起こしている場面もあれば、集合愚とは違うかもしれませんが、間違いを引き起こす場合もあります。

 

影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばくに、社会的な証拠というものがあります。

この社会的証拠は、集合知になるのか、集合愚になるのかどちらかになる際に大きな影響を果していると思います。

 

社会的な証拠ーわたしたちの真実

・ここでもう1つ、強い影響力の本質を理解する必要があります。それが、社会的な証拠のルールです。つまりわたしたちは、ほかの人たちが正しいと考えていることをもとにして、何が正しいかを判断する、ということです。

・自分で自分のことがよくわからなかったり、状況がはっきりしないとき、どうしようもなく不安なときなどに、他人の行動を正しいものと期待し、受け入れる傾向が最も強いようです。

影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばくより)

 

集合知が機能するのは、社会的な証拠が機能する場面です。

逆に、正しい行動がどのような行動かということがわからない場面では、集合知は役には立たないどころか、集合愚を引き起こしてしまいます。

 

Wikipediaの病気に関する情報が間違いが多いというのはその典型でしょう。

アメリカの医師のグループがはじめたのが、デジタル百科事典の代名詞的存在、Wikipedia上の医学に関するページの信頼性を評価し、判定を下す取り組みだ。
「Journal of the American Osteopathic Association」で公開されたこの研究は、数多ある病例のなかでも、治療や診断に費用のかかる病気のいくつかを扱った、10のページについて考察を行った。

10のうち9のケースに、間違いや欠陥があった

Wikipediaの病気についてのページは、90%が間違い:米医師調べ « WIRED.jpより)

 

病気や医学に関係するものは、状況がはっきりしないことや、不安になることが多いので、社会的な証拠が間違った方向に進みやすいということです。

ただ、これは医学に限ったことではなく、他にも色々な場面で言えることです。ネトウヨなんかもこの典型の一つかなと思います。

 

 

関連記事・書籍はこちら。

人はどのように影響を受け、行動するのか? 「影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく」
影響力とフィルターバブル。
アルゴリズムに囲まれ、気に入った情報しか集められない。 アルゴリズムを超えた情報を集めるには?
リアルなネットの泥臭い話。 「ウェブはバカと暇人のもの」

 

 

 

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