社会にメッセージを送った「明日ママがいない」

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様々な機関が放送中止を訴え、全てのCMスポンサー企業が降りるという異例な事態に見舞われながらも放送を続けた「明日ママがいない」が遂に最終回を終えました。

 

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最終回は下記リンクで見ることができます。

【公式本編】明日、ママがいない第9話(HD) – YouTube

終わりはまあ普通のドラマのようにハッピーエンドという形でした。

ドラマとしてだけ見たら、くさすぎるハッピーエンドで正直こんな終わり方かよって思いました。

 

 

ただやっぱり、たくさんの問題意識を社会に届けたということで、この作品の意味は大きかったのではないかと思います。

「明日、ママがいない」に見る社会的課題をTVで取り上げることの難しさ。 | Kobayashi Blog

上記の記事でも述べていますが、自分はこのドラマの継続に賛成でした。

マイナーでニッチな社会的課題をTVという未だに大きな影響力を持っているメディアによって届けることができた意味はとても大きいと思いますし、今回のようにこの問題が大きく取り上げられることは基本的にもうないと思うので、この機会をどう今後に繋げていくかという姿勢が施設関係者にはとても大事ではないかと今も思っています。

 

また社会に対する痛烈なメッセージもたくさんあり、強く共感する言葉がたくさんありました。

 

お前達は何におびえている?お前達は世間から白い目で見られたくない、そういうふうにおびえているのか?だからそうなる原因になるかもしれないあいつを排除する、そういうことなんだな? だがそれは表面的な考えじゃないのか?もう一度、この状況を胸に入れて、考えることをしなさい。お前たち自身が知るあいつは本当にそうなのか?乱暴ものでひどい人間か?そんな風にお前達はあいつから一度でもそういう行為や圧力を受けたことがあんのか?

ならばなぜかばおうとしない?世の中がそういう目で見るならば、世の中に向けて「あいつはそんな人間じゃない」ってなぜ戦おうとしない?「貴方達はあの人の事を知らないんだ」って、一人一人の目を見て伝えようと、そう戦おうとなぜ思わない?臭いものにふたをして自分とは関係ない、それで終わらせるつもりか?

大人ならばわかる。大人の中には価値観が固定され、自分が受け入れられないものを全て否定し、自分が正しいと声を荒げて攻撃してくるものもいる。それは胸にクッションを持たないからだ。わかるか?そんな大人になったらおしまいだぞ。話し合いすらできないモンスターになる。

だがお前達は子供だ。まだ間に合うんだ。一度心に受け止めるクッションを、情緒をもちなさい。残念だが目を背けたくなるようなひどい事件や、つらい出来事が実際に起こる。でも自分とは関係ない、かかわりたくないとシャッターをしめてはいけない。歯を食いしばって一度心に受けとめ、なにが酷いのか、なにが悲しいのか、なぜこんなことになってしまうのか、そう考える事が必要なんだ。

お前達はかわいそうか?本当にそうか?両親が居ても毎日のようにいい争いをしてる、その氷のような世界に居る子供達はどうだ?両親が揃っているくせにと、冷たく突き放すのか?もっとつらい子も沢山居る。誰かに話したくても言えない子だっている。それでもお前達は世界で自分が一番かわいそうだって思いたいのか?違うだろ?うんざりだろう?上から目線でかわいそうだなんて思われることに。なにがわかるってんだ?冗談じゃない。かわいそうだと思う奴こそがかわいそうなんだ。

つまらん偽善者になるな。つまらん大人になるな。つまらん人間になるな。お前たちが辛い境遇にあるというのなら、そのぶん人の痛みがわかるんじゃないのか?寂しい時、傍に寄り添ってほしい時、自分がそうしてほしいことをなぜそうしようとしない? (中略) 最後にもう一度言うぞ。一度心に受け止めるクッションをその胸に持ちなさい。世界に存在するあらゆる汚れ、醜さから目を背けずに、一度受け止めてみなさい。それができる人間は、日本で、この世界の美しさ、愛しさを知る事ができるだろう。お前達は傷つけられたんじゃない、磨かれたんだ。

(【画像】明日ママがいない第6話ネタバレ クレーマーを強烈に皮肉る魔王・三上博史のセリフ全文 | ニュースまとめ トレンドマスターより)

 

ここの台詞はとても共感し、感動した部分です。

実際にたくさんの大人が価値観が固定化し、モンスターやクレーマーになっている人がたくさんいます。

そして、「お前達は傷つけられたんじゃない、磨かれたんだ。」の部分にはキリスト教の傷付けられたものが世界を救う」に似た精神を感じますね。

 

また番組の意図を深読みして、これは児童養護施設や里親制度に対するドラマではなく、「子供達が主体的に人生を選択する」ことをテーマとしているという見方もあるようです。

「明日、ママがいない」 芦田プロが演じた「ポスト」の真意は「赤ちゃんポスト」でなく「コウノトリのポスト」。 「コガモの家」は「子が物言え」。 これほど子供達への愛が溢れた作品はないよ。 脚本の松田沙也さん @saya_matsuda 、批判に耐えて最後までよく頑張った。感動した!

— Ken Sugar (@ken_sugar) March 12, 2014

【明日、ママがいない最終回を迎えて】誰も傷つけない表現はなく、誰も救わない表現もまたない (1/2)より)

 

 

このように問題がないとは言えない作品だったかもしれませんが、社会的課題を大きく伝え、社会に対して痛烈なメッセージを送ることはとてもいいことだと思います。

そしてこの作品を見た全ての人が、「心にクッションを持てる人」になって欲しいです!!

 

 

関連記事はこちら。

終わっていなかった明日ママの強烈な問題提起 – 本山勝寛ブログ: BOYS, BE HUNGRY!~世界を愛する学び録

【明日、ママがいない最終回を迎えて】誰も傷つけない表現はなく、誰も救わない表現もまたない (1/2)

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