影響力とフィルターバブル。

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影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばくを読んでいて、フィルターバブルが起きやすい環境にいるんだなということを再認識しました。

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社会的な証拠ーわたしたちの真実

・自分で自分のことがよくわからなかったり、状況がはっきりしないとき、どうしようもなく不安なときなどに、他人の行動を正しいものと期待し、受け入れる傾向が最も強いようです。

・人は自信がないと、ほかの人の行動を基準に自分の行動を決める傾向が強くなります。けれどほかにも、このルールがうまく機能する重要な条件があります。それが〝似ていること〟です。社会的な証拠のルールが最もその力を発揮するのは、自分と似たような人の行動を見るときです。

・自分にとって適切な行動を決する際に他者の行動を基準にしますが、それは、わたしたちがその他者を、自分に似ていると見なした際に顕著に見られる、ということです。

影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばくより)

 

この部分を読んでいて、フィルターバブルってこういうことなのかなって思いました。

フィルターに囲まれた世界を意味する表現。イーライ・パリサー(Eli Pariser)が用いた語。検索エンジンの検索結果がユーザー個々の嗜好で変化するフィルター機能によって、一方的な見地に立った情報しか手に入らなくなることを例えたもの。検索エンジンの中に含まれるフィルター機能によって、その人の過去の検索履歴などから個人に最適化した情報が手に入りやすくなる。一方で、自分の知らないことや反対意見などが検索結果として生じにくくなるため、フィルターの強度によっては、ユーザーが操られてしまう懸念がある。

フィルターバブルとは – 日本語表現辞典 Weblio辞書より)

 

また、孫引きになってしまっているのですが、このようにイーライ・パリサーは書いています。

・作家で政治活動家でもあるイーライ・パリサーは、著作『閉じこもるインターネット』において、現代のインターネットでごく一般的となった「協調フィルタリング」(あるユーザーが何を好むかについて、そのユーザーと似ている他のユーザーの趣味嗜好から推測する技術)と「パーソナライゼーション」(あるユーザーの趣味嗜好に基づいて、表示するコンテンツを最適化する技術)の問題について、次のように指摘しています。
新しいインターネットの中核をなす基本コードはとてもシンプルだ。フィルターをインターネットにしかけ、あなたが好んでいるらしいもの――あなたが実際にしたことやあなたのような人が好きなこと――を観察し、それをもとに推測する。これがいわゆる予測エンジンで、あなたがどういう人でなにをしようとしているのか、また、次になにを望んでいるのかを常に推測し、推測のまちがいを修正して精度を高めてゆく。このようなエンジンに囲まれると、我々はひとりずつ、自分だけの情報宇宙に包まれることになる。わたしはこれをフィルターバブルと呼ぶが、その登場により、我々がアイデアや情報と遭遇する形は根底から変化した。

・利用者にとって、本当の意味で重要な情報を見逃すような結果をもたらしていないのか、そもそも情報を選択的に消費することは是か非か――パリサーは「フィルターバブル」という言葉でこの状況を捉え、問題点を明らかにしようとしているわけです。

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まあ、要するに自分の身の回りの情報がアルゴリズムによって支配されていて、本当に知るべき情報ではなく、自分の知りたいと思うような情報にしか巡り会えなくなっているということです。

以前も、アルゴリズムに囲まれ、気に入った情報しか集められない。 アルゴリズムを超えた情報を集めるには?で書きましたが、検索だけではなく、Facebookの情報もアルゴリズムで決まっています。

 

そして、再度掲載すると、影響力の正体には、このようにあります。

人は自信がないと、ほかの人の行動を基準に自分の行動を決める傾向が強くなります。けれどほかにも、このルールがうまく機能する重要な条件があります。それが〝似ていること〟です。社会的な証拠のルールが最もその力を発揮するのは、自分と似たような人の行動を見るときです。

 

フィルターバブルはある意味、自分に似ている人の情報は集まりやすくなる状況です。

そして、現代社会にはわかりやすい答えがないような問題がたくさんあります。

 

フィルターバブルのもとでは、一方的な視点の情報が多くなっていて、その情報が影響力を高めやすい状態にあります。

そのため価値観が固定化されやすくなっていきます。

その顕著な例の一つが、ネット右翼でしょう。

 

 

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