社会問題を自己責任に押し付けても何も解決しない。 仕組みをどう改善するべきかを考えなければならない。

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ニート・ホームレス・奨学金に関する様々な社会的課題って、その人(当事者)に自己責任を押し付けることが多くあります。

こういう問題って確かに自己責任の部分も大きいこともあると思います。

 

けど、それらを自己責任の問題にして、その人に問題を押し付けていても何も意味はありません。

その問題が起きている要因が自己責任によるもの、社会の仕組みの問題によるものでも、どちらでもいいのですが、自己責任を押し付けるのではなく、社会の仕組みをどう改善すればそのようなことにならなくてもいいのか、ということを考えなければ意味がありません。

 

 

社会の仕組みとして考えることが必要

このような社会的課題が起きるには、当然それなりの理由があります。

その問題にもよりますし、その人にもよりますが、その理由には、その人の怠けなどの自己責任による部分もありますし、社会の仕組みに問題があるために起こっていることもあります。その割合は本当に様々なです。

 

例えば、通信制高校に通っている生徒へのキャリア教育などを行っているNPO法人D×Pの共同代表である今井紀明さんは通信制高校に通う生徒が2人に1人は進学も就職もしない状況についてこのように言っています。

 

僕の場合は通信制高校に関わっているので、そこに関してだけ言うと、正直彼らは悪くはないと思います。仕組みが8割、本人が2割くらいでしょうか。
通信制高校は先生も頑張っている方が多いんですが、仕組みとして生徒と関わる機会が少ないんですよね。生徒と担任の割合が80対1なんて場合もあります。しかも学校に通うわけでもない。これでは生徒へ丁寧なフォローをすることは難しいです。
仕組みに問題がありますよね。進学・就職だけではなく、生徒が次のステップにいけるきっかけがないんですよ。先生、親以外の存在や居場所がない。仕組みの方が問題だと思っているので、網のように色々な人を配置して掬い上げるようにしています。

高校中退・大学ミスマッチは、本人だけの問題なんですか?-通信制高校と進路選択・指導の現場から考える本当に必要なこと③ / ひみつ基地より)

 

このように自己責任の問題、社会の仕組みとしての問題、両方が必ずあります。

自己責任が100%ということはほぼないでしょう。

 

この両方がある以上、自己責任の部分は自助で何とかすることができる部分がありますが、社会の仕組みにも問題がある以上は自助だけで何とかできない場合もありますし、確実に他の人と比べて不利な状況があります。

 

自己責任を押し付けていても、自助の部分はその人の努力次第としか言いようがないので、自己責任では確実にその問題は解決しません。

どのように社会の仕組みを改善すれば、このような問題が起きにくくなるのか、どう仕組みを改善していけば、その人が努力しやすくなっていくのかというように、仕組みの問題を考えなければ問題の解決には確実に繋がりません。

 

だから自己責任を押し付けることは無意味であって、仕組みを改善を考えて、それを実践していかなければ意味がないのです。

 

 

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