日本社会に必要な共感力 そしてこれからノブレスオブリージュが根付いていかなければならない

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Empathy: Nana Watanabe at TEDxKids@Chiyoda – YouTube

Ashoka Japan創業者・代表理事の渡邊奈々さんのTEDでのプレゼンがログミーで書き起こされていてめちゃくちゃいいです!

いじめが9割減少! リーダーシップよりも先に身につけさせるべき「empathy教育」とは? | ログミー[o_O]

まず記事を要約します。

 

・私たちの住んでいる社会について考えるとき、だいたい四半世紀、25年ぐらいで、人々の意識とか価値観に変化がおとずれる、というパターンがあります。

・英語ではempathy、日本語では訳がないので、あえて訳すと「他人の気持ちや感情を理解したり、人の立場になってその人の心の痛みを、わかること」。そういう能力がなければ、チェンジ・メイキングも、リーダーシップもまったく無意味だ、っていうことがコンセンサスのようです。

・empathyって教えることができるのか? ということになりますね。この場合、私は、教育を2つに別けたいんです。Empathyを高める教育、それは幼稚園、できたら生まれたときから、小学生にかけて。そして、中学生でチェンジ・メイキング、高校生でリーダーシップ。これが理想の形だと思います。empathyから始めなくてはいけない。

・来年から日本でやろうと思っています。empathyを高める教育をどういう風にやるかというと、まずは私が話したビジョン、empathyを持ち込むことによって、20年25年後の日本が絶対に変わっていくと。人の痛みがわかる人が1人でも増えれば、それだけすべてが変わっていきます。これをやりたいと150%信じてる人が集まったら、できると思うんですね。みんなで一緒に日本を変えましょう。よろしくお願いします。

いじめが9割減少! リーダーシップよりも先に身につけさせるべき「empathy教育」とは? | ログミー[o_O]より)

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empathy日本語では、「他人の気持ちや感情を理解したり、人の立場になってその人の心の痛みを、わかること」とここでは訳されていますが、一般的には共感と訳します。

そして共感とはこのようなことを指すようです。

感(きょうかん、英語:empathy)は、他者と喜怒哀楽の感情を共有することを指す。もしくはその感情のこと。たとえば知り合いがつらい表情をしているとき、相手が「つらい思いをしているのだ」ということがわかるだけでなく、自分もつらい感情を持つのがこれである。通常は、人間に本能的に備わっているものである。しかし、例えば自己愛性パーソナリティ障害の人物では、 ”共感の欠如”が、見られる。近藤章久は深い共感と直観を精神治療の根幹とした。

共感 – Wikipediaより)

 

自分は共感とは、相手の立場に立って物事を捉えることができるかということだと思います。

 

 

なぜ共感が必要か

プレゼンの中で「人の痛みがわかる人が1人でも増えれば、それだけすべてが変わっていきます。」とあります。

社会起業・ソーシャルビジネスというのは、正に共感から始まることですし、そこへの支援も共感から起こるものです。

認定NPO法人フローレンス駒崎弘樹さん認定NPO法人かものはしプロジェクト村田早耶香さんは共感から問題意識を持ち、それぞれ事業を始めています。

 

共感というのは、社会を変える原点になるものだと思います。

そもそも共感がなければ、自分だけがよければいいという社会になってしまいますし、共感があるから人のため社会のために行動をして、何とかその課題を解決したい思うわけです。

 

 

共感力が弱い日本社会

日本人って共感力が凄い弱いのかなって思います。それがいじめとか自殺とかの社会的課題の繋がっているのだと思います。

その要因はこういうことなのかなって思ってます。

・自分に関係のある世界のことを「世間」と呼ぶのだと思います。そして、自分に関係のない世界のことを「社会」と呼ぶのです。

・日本の「個人」は、「世間」の中に生きる個人であって、西洋的な「個人」は日本には存在しないのである。

「空気」と「世間」 (講談社現代新書)より)

 

「空気」と「世間」の詳しい書評は日本社会の原点を学べる「世間と空気」 | Kobayashi Blogよりご覧下さい。

 

世間というのは、非常に閉鎖的かつ排他的なものです。

日本人はもともと世間を中心に生きてきた民族です。

世間から自分が外れないようにするために、世間の外にいるような人たちと距離を置き、そういった人たちに共感しないようにして来たのだと思います。

 

 

これからの社会は共感する力が大切

しかし、これからは社会では様々なことに共感する力はさらに大切になってくると思います。

共感力がない人はむしろこれからダメだと思います。

 

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図録▽所得格差の長期推移及び先進国間国際比較より)

ここにあるように日本の格差はどんどん広がっていっています。

高度経済成長期の一億総中流社会はもう幻想と言っていいでしょう。

だからこそこれからは、社会的弱者に対して共感し、ノブレスオブリージュのような考えを持つことが必要です。

・格差社会において、社会的に上位に位置する人が「義務」として、弱者に対して施しをする精神を、一般に「ノブレス・オブリージュ」といいます。

・格差が強ければ、その反動としてノブレス・オブリージュは否が応でも社会に実装されていきます。「高貴なる」人々は、恵まれない人たちから「傲慢だ」「欺瞞だ」「余計なお世話だ」と非難されようとも、「そうするのが正しいから」という確信をもって、恵みの循環に与するでしょう。弱者からの攻撃が強ければ強いほど、その確信は高まっていくかもしれません。

・恵まれていないことを恥じる必要はありません。恵まれているかどうかなんてのは、その人の人間的な資質とまったく関係がない話なのです。運の問題です。人生ゲームのさいころを振って6ばかり出る人もいれば、1ばかり出て前に進めない人もいます。そこに人間的な違いはありません。単に、運の問題

ノブレス・オブリージュと日本人 : まだ東京で消耗してるの?より)

 

 

社会的課題・困っている人に対して共感し、どういった方法でもその人たちを助けていこうと思う人が増えていかないと日本はダメでしょう。

アメリカなんかはこのノブレスオブリージュが根付いていて、最近はザッカーバーグが1000億以上の寄付をしたり、ビルゲイツのような成功している人は財団を作って自分の財産を社会に還元するようにしています。

 

こういったことがもっと当たり前になるといいです!

 

 

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