大企業にはやりがいのある仕事がない? それは大企業が素晴らしいということだ!

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大企業の仕事は定型的な単純作業が多く、つまらない単純作業の仕事が多いとよく言われています。

けどそれって、本当にいけないことなんでしょうか?

 

 

大企業にはやりがいのある仕事は本当にない?

大企業は形式的な単純作業が多くて、やりがいのない仕事が多いというのが通説です。

実際に下記のような論調の記事はたくさんあります。

 

・仕事は仕事、と割り切っている人は特に大企業だとかなり多いのではないでしょうか。

・大企業では、やるべきことが決まっていて、単純作業になってしまいがちな仕事が多くあると思います。

「大企業に勤めているあなた、やりがいを感じていますか?」‐大企業でも埋もれない、理想のビジネスパーソンになる方法 | U-NOTE【ユーノート】より)

 

 

そこで実際のデータに照らし合わせてみてみます。

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第4節 人材の意欲と能力の向上より)

 

 

データを見てみると、若干ですが大企業の方がやりがいを感じている人が多いです。

しかしやりがいの伸び率で言えば、中小企業の方が大きくなっています。

そしてやりがいの源泉を見てみると、中小企業の方がお金を目的にしている人が多いですが、ほとんどの項目で最も大きいものと2番目に大きいものは大企業・中小企業が反対になっていますね。

 

まあやりがいというのは非常にかなり抽象的なものなので、このようなデータがどこまで当てになるかわからない部分も多いですが、大企業・中小企業をこのデータで比較したときに大きな差はないようです。

 

 

そもそもやりがいって?

そしてそもそもやりがいとはなにか少し難しいことで、人によって大きく答えが異なることですが考えてみます。

こちらもまずデータを見てみます。

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(今こそ「働く」を考える:はたらくコト研究所より)

 

よくお金かやりがいかという論調の記事を見ますが、金銭的報酬によりやりがいを感じる人が最も多く、むしろ会社側の方が「やりたい仕事」「達成感」などを重視しているようです。

 

 

しかしダニエル・ピンクのモチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すかでは金銭的報酬のような外発的な動機ではなく、やりがいなどの内発的な動機が重要であるとあります。

モチベーション1.0とは交尾や生存を目的とする動物本能的な人類最初の基本ソフト(OS)である。
モチベーション2.0とは資本主義社会を支配するアメとムチ(信賞必罰)に基づくOSである。
そして、モチベーション3.0とは自分の内面から湧き出る「やる気(ドライブ)」に基づくOSである。

21世紀の社会では経済学の常識であるモチベーション2.0に基づいたインセンティブが働かなくなってきている。それは、科学的にも証明されており、科学の知識とビジネスの現場との乖離が生まれてきているのである。

 

要するに金銭的報酬のような外発的動機では、クリエイティビティーな仕事をすることはできなく、内発的動機、やる気が21世紀に必要なクリエイティビティーな仕事をするためにはとても重要だと言うことです。

 

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すかについて詳しく知りたい方は下記の動画でも概要を知ることができます。

また字幕の全文をこちらから見ることができます。

ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」 – Yahoo!ニュース BUSINESS

 

本の要約だけだと分からない部分も多いと思うので、プレゼンの要約も載せておきます。

 

・人々により良く働いてもらおうと思ったら 報酬を出せばいい、ボーナス・コミッションあるいは何であれ、インセンティブを与えるのです。ビジネスの世界ではそうやっています。しかしここでは結果が違いました、思考が鋭くなり、クリエイティビティが加速されるようにと、インセンティブを用意したのに、結果は反対になりました、思考は鈍く、クリエイティビティは阻害されたのです

・ビジネスの背後にある前提や手順においては、どう人を動機付け・どう人を割り当てるかという問題はもっぱら外的動機付け、アメとムチにたよっています。20世紀的な作業の多くでは、これは実際うまくいきます。しかし21世紀的な作業には機械的なご褒美と罰というアプローチは機能せず、うまくいかないか害になるのです

・報酬というのは視野を狭め、心を集中させるものです。報酬が機能する場合が多いのはそのためです。

・ダン アリエリーは現代における最高の経済学者の1人です。彼は3人の仲間とともにMITの学生を対象に実験を行いました 学生たちにたくさんのゲームを与えます。クリエイティビティや運動能力や集中力が要求されるようなゲームです。そして成績に対する報酬を3種類用意しました小さな報酬・中くらいの報酬・大きな報酬です。非常にいい成績なら全額いい成績なら半分の報酬がもらえます。どうなったのでしょう? タスクが機械的にできるものである限りは報酬は期待通りに機能し、報酬が大きいほどパフォーマンスが良くなった、しかし認知能力が多少とも要求されるタスクになるとより大きな報酬はより低い成績をもたらした

・科学が解明したことと ビジネスで行われていることの間には食い違いがあります 科学が解明したのは1. 20世紀的な報酬― ビジネスで当然のものだとみんなが思っている動機付けは 機能はするが驚くほど狭い範囲の状況にしか合いません2. If Then式の報酬は 時にクリエイティビティを損なってしまいます3.高いパフォーマンスの秘訣は 報酬と罰ではなく 見えない内的な意欲にあります。自分自身のためにやるという意欲。それが重要なことだからやるという意欲

ダン・アリエリー: 仕事のやりがいとは何か? – Yahoo!ニュース BUSINESSより)

 

 

自分も抽象的な答えになってしまいますが、やりがいとはこれらのようなことだと考えます。

・給与、地位のような外的要因に左右されずに感じられること・働く個人が企業、社会から必要とされていることを実感できること・その人の生きる意味、価値観と合致すること

特に外的要因に左右されずに心の底からやりたい、やりがいを感じられるというものがやりがいなのかなと思います。

それぞれによって定義が違うものですが、自分はこういったものを感じられる・ある仕事がやりがいのある仕事だと思っています。

 

また自分のだけだと微妙なので「仕事のやりがいとは何か?」というTED動画を参考にしてみます。

この動画もこちらのリンクで、全文を見ることができます。

ダン・アリエリー: 仕事のやりがいとは何か? – Yahoo!ニュース BUSINESS

 

・同じ作業を何度も何度も繰り返すという行為は、モチベーションを低下させる事と特に関係があるようです。

・「意義」の大事さを理解していたのなら 本当に重要な事が何か気付くでしょう。人に何かを一生懸命させるには、時間とエネルギーと努力を費やす事だと。

・人の成果を無視する行為は、人の努力を目の前で切り刻むのと同等に酷い事なのです。無視すると作業をやめる額はずっと高くなります。良いニュースは誰かがやった何かをたださーっと見て「はい どうも」と言うだけで人のモチベーションを劇的に高めるのに十分事足りると言う事です。人のモチベーションを劇的に高めるのに十分事足りると言う事です。つまり、良いニュースとは、人のモチベーションを高めるのはそう難しくないと言う事。悪いニュースとは、モチベーションを砕くのは驚くほどたやすく、よく考えずに行動すると やりすぎてしまうだろうと言う事です。

・人々に努力をさせることで やっていることを さらに好きにさせているんです

・自分達の作り出した物を見ると 我々は 他者が自分と同じ物の見方をしないという事を見落とします。

・我々はモチベーションと給与を同じ物だと考えがちです。しかし現実には我々はもっといろんな事を付随して考えるべきです。意義・創造・チャレンジ・所有権・アイデンティティ・誇りなど良いニュースは、我々はその構成要素を足し上げてどうやって自分自身の意義や誇りやモチベーションを生み出すかどうやってそれを職場で職員達にもたらすかを考えた時私は皆をより生産的で幸せにできると 信じています。

 

 

企業は人任せでは行けない

このように仕事のやりがいとその人の生産性は大きな関係があります。

そしてやりがいを感じられる状況というのは、仕事をすることで意義・創造・チャレンジ・所有権・アイデンティティ・誇りなどを感じられることです。

 

ただ、大企業が仕事のやりがいを感じられないというのは、本当に悪いことなんでしょうか?

逆に自分は大企業が素晴らしい企業だからこそ、やりがいを感じにくい企業なんだと思います。

企業が存続していくためには、誰か凄いエースのような存在に頼った存続方法では行けません。誰が欠けても、上手く事業が企業が回っていく状態であることがとても重要です。

 

その為に企業は一生懸命、誰が欠けても成り立つような仕組み作りを一生懸命行っています。

つまり、仕事を通して所有権・アイデンティティなどを感じにくい状態にしていっているということです。

 

 

まとめ

やりがいが感じられる仕事ができることは本当に素晴らしいことです。

しかし同時に、企業として組織として、誰でも仕事を上手く回せるような仕組みを作ることが重要です。

 

矛盾している感じもしますが、やりがいが感じられながらも誰かに依存した仕事のあり方ではなく、上手く仕組み化で来ている状態が理想的だと思います。

たぶんそれに成功しているのが、認定NPO法人フローレンスとかサイボウズ株式会社なんだろうな。

残業にエクスタシーを感じる仕事人間が、どうしてイクメンになれたのか?──認定NPO法人フローレンス駒崎代表×サイボウズ青野社長 | サイボウズ式

 

 

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