寄付に頼ることは時代遅れ??

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よく社会起業家になりたい人とか、ソーシャルビジネスに関心がいる人でこういう人がいます。「寄付に頼るって何か違うよね」「寄付って持続性がないよね」「ビジネスを通して、社会的課題を解決していきたい」「CSRとかフィランソロピー的なところでは解決できない」などという人がいます。

色々な言い方があると思いますが、こういう意見に共通していることは「寄付とかで人に頼って社会的課題を解決するのではなく、ビジネスとして成り立つ仕組みを作るだけが重要である」ということだと思います。

 

社会的課題をビジネスとして解決していくことはとても重要だと思いますし、事業収入で成立できる仕組みを作ってソーシャルビジネスを行うことはとても大切なことです。

しかし寄付に頼ることって本当にダメなことなんでしょうか?

 

 

自分はやっぱり違うと思います。

(株式会社でソーシャルビジネスを行っている団体は寄付を集めなくてもいいと思います。)

 

 

NPO法人に限って言うと、事業型NPOとして事業収入中心で運営できるようになったとしても必ず寄付は集め続けるべきだと思います。

 

 

1.ファンドレイジングを単なる「資金集め」の方法ではなく、「社会を変えていく手段」として捉え直す。

2.ファンドレイジングは、「施しをお願いする行為」ではなく、社会に「共感」してもらい、自らの団体の持つ「解決策」を理解してもらう行為であると考える。

「ファンドレイジングが社会を変える」より)

 

 

ここにあるように、ファンドレイジングは「社会を変える手段」だからです。

ファンドレイジング(寄付集め)を通して、自分たちの解決したい社会的課題・自分たちが作っていきたい社会のビジョンを伝え、広く社会から共感を集めて、寄付を集めていくことはどんなNPOにも必要なことだと思います。

 

 

またやっぱり事業収入を得ながら、事業を行っていくことは厳しいケースもあります。

例としてあげるNPO法人かものはしプロジェクトは社会起業家と言われ、活動初期はITで児童買春を解決するという事業を行っていました。

しかし、ITで本当の児童買春の問題の根源は解決できないということで、コミュニティファクトリー事業を行い、現在日本支部はファンドレイジングを担当とし、寄付会員獲得のために活動を行い3000人以上の会員を獲得しています。

事業型NPOから慈善型NPOに移行したということです。

 

事業型から慈善型への移行は団体として、後退したという風に見る人もいるかもしれませんが、そうではないと思います。

NPO法人かものはしプロジェクトは会員獲得にシフトしてから、カンボジアでの児童買春の撲滅にどんどん成功していると思いますし、たくさんの支援者・カンボジアでの実績があるからこそ、活動規模を拡大し現在インドでも児童売春撲滅のための活動を行っています。

 

 

ここにおいて、大切なことはやっぱり寄付も事業収入もどちらもメリット・デメリットがあるということです。

それぞれの資金調達にはこのようなメリット・デメリットがあります。

 

  メリット デメリット
事業収入 ・仕組み化が成功すると安定した財源になりやすい
・使途の自由度が高い
・基本的に課題を抱えている人が対象なので、受益者負担が成立しにくい
・株式会社と同様に課税される
寄付 ・共感によって集めることが出来る・広く社会から募ることができる
・使途の自由度が高い(アカウンタビリティは重要)
・継続して集めにくい・寄付者管理が難しい

 

このようにどちらにも、メリットデメリットがあります。

そのためその団体がどのような分野の社会的課題をどのような手法で解決しているかによって、資金調達の方法は変わっていくべきです。

分野が違うと全く事業収入も寄付も集めやすさが違います。

 

 

ただし、寄付が集めにくい分野だからといって、寄付を集めないNPOはNPOである意味がないと思います。

事業収入が多い認定NPO法人フローレンスや行政からの委託収入が多く寄付が集めにくい若者支援という分野で活動をしている育て上げネットもしっかりと寄付集めには取組んでいます。

これは寄付を集めるプロセスが社会を変えていくためにとても重要だと言うことを認識しているからです。

 

そしてさらに大切なことが、それぞれでシナジー効果を生んでいくということです。

 

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ファンドレイジングお勉強資料_JunOhnishiより)

 

 

このように色々とファンドレイジングに関して述べていきましたが、やはり寄付集めるということは社会に「共感」してもらい、自らの団体の持つ「解決策」を理解してもらう行為であり、社会を変えていく手段だということです。

そのため寄付を求めて、寄付に頼っていくことは全く時代遅れなんかではなく、ソーシャルビジネスや社会起業家が流行っているといってもやはりこれまで通り大切なことです!!

 

 

関連記事はこちら。

NPO関係者必読本!! ファンドレイジングが社会を変える | Kobayashi Blog

ファンドレイジングをしたければまず自分が寄付者になろう!! | Kobayashi Blog

ファンドレイジングとは何か。 | Kobayashi Blog

 

 

ファンドレイジングの参考書籍はこちら。

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