メディアを通して社会を変える! 『ウェブ編集者佐藤慶一氏が語る「国内外NPOメディアの最新事情〜オンラインメディアで社会を変える方法」』

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BIO CROSS TALK vol.3 : ウェブ編集者佐藤慶一氏が語る「国内外NPOメディアの最新事情〜オンラインメディアで社会を変える方法」に参加してきました。

家入一真さん税所篤快さんの回に続き三回連続の参加です。

興味関心があう人が企画している人が担当をしているイベントだと毎回参加したくなってしまいますね。

自分ができるところから変えていく 「ビッグイシュー日本」代表・佐野章二(73歳) × 家入一真(35歳)が語る「ゲリラ的に社会を変える方法」 | 新卒でプロブロガーを目指すブログ!
どうパートナーを見つける? 『BIO CROSS TALK vol.2:ビッグイシュー日本・佐野章二(73歳)×e-Education・税所篤快(25歳)が語る「無人地帯を切り拓く方法」』 | 新卒でプロブロガーを目指すブログ!

 

今回の登壇者は、現代ビジネスの編集者であり、トジョウエンジンの編集長で、メディアの輪郭を書いている佐藤慶一さんです。

そしてよく佐藤慶一は三人いると言われているような超人です。

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今回の資料はこちら。

国内外のNPOメディアの主要事例を紹介ーー社会を変える情報発信のヒント from Sato Keiichi

 

ProPublica

プロパブリカはNPOメディアで初めてピューリッツァー賞を取っています。データジャーナリズムに強みがあり、データの販売で3万ドルの売上があります。

プロパブリカは基本情報は56万UUで133万PVでまだ東京で消耗してるの?と同じくらいのアクセス数で、50名で運営し、色々な媒体と組んで転載を行っています。

転載は基本的に同じメディアに対して行っていることが多いですが、無償で色々な媒体に行っている。最初に載るのは転載の場合が多くて、そのあとに本体のプロバブリカに載せています。

データジャーナリズムが強いので、データジャーナリズムアワード2014のファイナリストに13事例でNYTなどよりも多く最多の受賞数です。大量のデータを使って、よりよい報道に寄与にするようにしている。

データビジュアライゼーションで、どの企業からどの政治家にお金が流れているのかわかるようにしている。堅いトピックスでも、ビジュアル化することでわかりやすくしています。

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How Dark Money Flows Through the Koch Network
参照:データジャーナリズムアワードに多数ノミネート! プロパブリカのデータジャーナリズム事例  | デジタル・エディターズ・ノート | 現代ビジネス [講談社]

 

寄付以外でもクラウドファンディングでも資金調達を行っていて、インターンの無給問題についてインターンが調査するというプロジェクトをして、200万くらいを調達することに成功しています。

Investigating the Intern Economy by ProPublica — Kickstarter

 

 

The Texas Tribune

テキサスの政治報道を行っていて、立ち上げ前に寄付を360ドルを調達しています。600万UUで4000万PV、トラフィックの3分の一がデータです。
年間70回のイベントを行っていて、イベントで120万ドルの収益を上げています。

道路の渋滞ランキングや女性の労働や給与に関するデータ記事があり、ローカルのデータベースになっています。
行政の人の給与ランキングなどもあり、政治メディアとして機能していて、健全なまちづくりに繋がるようなデータをいくつも持っています。

 

 

Homicide Watch D.C. | Mark every death. Remember every victim. Follow every case.

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A One Year Student Reporting Lab within Homicide Watch DC by Homicide Watch — Kickstarter

 

 

国内NPOメディア

greenz.jp グリーンズ | ほしい未来は、つくろう。
DRIVEブログ | DRIVE – ソーシャル・NPO・ベンチャー 求人情報
ひみつ基地

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そして、トジョウエンジン | 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジンは途上国のイメージを豊かにすることを目的に、海外の絶景や課題解決に焦点を当てたメディアで、e-Education Project|eラーニングで途上国に教育革命を!が母体で運営を行っています。

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マネタイズは広告メニューを4月から行っている。寄付に依存しないNPOのメディア運営モデルを作りたいと思って運営を行っています。

 

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記事からイベントの登壇に繋がったりしていることもありますし。e-educationを知らない人にもアプローチができていて、検索で「南米 絶景」などの別の視点からのメディアへの流入があります。

寄付以外の新しい選択として、トジョウエンジンは広告を行っています。

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(参照:1週間限定!JAMMIN×e-Education Project コラボTシャツ販売開始!【9/14(日)まで】 | トジョウエンジンフィリピンの若者の夢と教育を応援するプロジェクト始動ーーオンライン英会話の「大人の英会話倶楽部」とのコラボ事業スタート! | トジョウエンジン

 

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NPOは行政が手をつけられていないデータを持っている場合が多いので、支援者・行政に使ってもらうことができます。

 

 

会場入れたパネルディスカッション

イケダさん:NPOがメディアがやっていることの優位性はなんですか? ハフポやBuzzFeedでもできるじゃないかな?

佐藤さん:ハフポはアグリケーションから調査報道をしていて、バブフィードはバイラルメディアから調査報道も行っているメディアですが、プロバブリカがデータの供給などを行っていて、むしろ連携をしています。

 

イケダさん:コミュニティで稼ぐということが堀江貴文さん堀江貴文サロンなどがありますが、NPOもできるのではないかと思っているのですがどうですか?
またビッグイシューはオンラインでの専門の人がいないし、今はビッグイシューのバッグナンバーを編集して、記事化していますが、独自で色々な方法を行っていきたいので、イベントのコンテンツ化をしたいと考えています。NPOのイベントはいいものがたくさんあるが、コンテンツ化されていないので、そのコンテンツ化するためのことをしようとしています。

佐藤さん:イベントもサロンもありだと思います。イベントはリディラバ|社会の無関心を打破するとかがやっていますし、トジョウエンジンのイベントはやっていないが、本事業のe-education方ではイベントをやっています。
今はコンテンツよりもコミュニケーションに価値があるので、サロンは合理的だと思います。

 

Q:ライターへのインセンティブとして気をつけているコツなどはありますか?

佐藤さん:最初はフォーマットを用意したり、参考リンクを送って書きやすいようにしたりしています。そこからいいフィードバックをするようにしています。
また期限を決めることで限定的なコミットメントをしてもらうようにしていることもあります。
基本的には書きたいことを書いてもらうようにしています。

佐野さん:記事のトピックはどうしていますか?

佐藤さん:最初は自分の方から記事を探して情報を提供して、慣れてもらうようにしていますが、その後は自分で書きたいものを書いてもらうと言う形をとっています。

佐野さん:佐藤さん自信のモチベーションはどうしていますか?

佐藤さん:学生時代からNPOでの活動を色々やっていて、NPO法人が現在は5万団体ほどあるがそういう情報の発信が全然されていないので、非営利メディア側からどんどん情報を発信していかなければならないと思っています。
またNPOには、社会に熱い想いを持っている人がたくさんいるので、そこをもっと発信していきたいと思っています。そのための非営利メディアのロールモデルを作りたいと思っています。

 

参加者:発信する内容で団体のビジョンがぼやけてしまったりすることはないですか?

佐藤さん:編集者がいて編集が入るので、団体のビジョンや発信したい情報からのズレが起きないようにしています。
また公開していませんが、ライター向けのマニュアルとビジョンを伝えるものがあるので、ズレないようにしていますし、ライターの募集があっても半分くらいは断っていいます。また今は国内の人はお断りしている。

 

佐野さん:今日はオンラインメディアで社会を変えるというテーマだが、プロバブリカはイケダさんと同じくらいで意外とPV数が少ないと思いました。
また今後メディアはどう社会を変える原動力になっていくと思いますか?

佐藤さん:転載先のPVを含めたらもっと多くなるのではないでしょうか。

イケダさん:今キュレーションアプリが流行っていますが、スマートニュースとかグノシーとかに載るようにするためには、基本的にブロゴスとか大手メディアに載らなければならないので、これからそういう戦略を取らなければならないと思っています。
またメディアで社会を変えるためにはChange.org · 「変えたい」気持ちを形になどそこから署名を集めたりすると、社会を変えることに繋がるのではないでしょうか、また情報発信するだけではなく、サロンなどで人を動かしメディアで発信していくことで変えることに繋がるのではないでしょうか。
読者に行動をとってもらうようにデザインをしていったり、コンテンツが自走的に生まれるようにしていく。

 

 

まず、一つ印象的だったのは、最後にイケダさんが話していた転載に関する戦略です。

イケダさん自身が積極的に転載を増やすことで、アクセスを増やす戦略を取っていますし、自分は国内NPOメディアの事例の一つとして出てきたDRIVEでライターをしているのですが、自分が書いた記事がブロゴスに載り、そこからグノシーにも載っています。

NPOのメディアの場合は、自社媒体で記事を見てもらうことの必要性は低い場合が多いので、こうやって転載をしながら全体でのアクセスを増やしていくという戦略はとくに重要なのかなって思います。

「NPOも企業も根底は同じ」認定NPO法人カタリバ初の新卒職員、横山和毅さんインタビュー | DRIVE – ソーシャル・NPO・ベンチャー 求人情報

 

そして、NPOがメディアとしてマネタイズをしていくということは今後どんどん出てくるのかなと思います。

自分がすごく応援している団体の、OVAも近いことに取り組んでいます。

 

メディア運営ではなく、白書制作をしている団体も多くありますし、どういう形であれ、自分たちの専門性を発信していくことは、社会を変えるためにもマネタイズのためにも必要です。

 

プロパブリカに関してはこちらの記事も参考になります。

月間50万PVで社会を変えるNPOメディア「プロパブリカ」ーーその手法とは? – メディアの輪郭
データジャーナリズムアワードに多数ノミネート! プロパブリカのデータジャーナリズム事例  | デジタル・エディターズ・ノート | 現代ビジネス [講談社]
ピュリツァー賞を初受賞した ネットメディア「プロバブリカ」の実力 記事1本に4000万円をかける調査報道に特化したNPO | 牧野洋の「ジャーナリズムは死んだか」 | 現代ビジネス [講談社]

 

また、国内のNPOメディアについてはこちらもご覧下さい。

メディア運営で見込み顧客の獲得! 『実践者が最新事例を紹介「日本のNPOのコンテンツマーケティング」<NPO発の注目メディア運営術>』 | 新卒でプロブロガーを目指すブログ!
NPOは自らの専門性を発信しよう ひみつ基地を事例にコンテンツマーケティングの実践方法を考える! | 新卒でプロブロガーを目指すブログ!

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