メディア運営で見込み顧客の獲得! 『実践者が最新事例を紹介「日本のNPOのコンテンツマーケティング」<NPO発の注目メディア運営術>』

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先週に続き、NPOアカデミー 「プロフェッショナル・スタッフのためのsummerセミナー」の実践者が最新事例を紹介「日本のNPOのコンテンツマーケティング」の<NPO発の注目メディア運営術>に参加してきました。

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前回のレポートと前々回のスライドはこちらをご覧下さい。
Facebookで感情に訴える! 『実践者が最新事例を紹介「日本のNPOのコンテンツマーケティング」 <いいね1万超えのFacebookページ>』 | 新卒でプロブロガーを目指すブログ!

NPOのためのコンテンツマーケティング入門 from Takahiro Kasahara

 

登壇者はこちらの3名です。

岩切準さんNPO法人夢職人代表理事・ひみつ基地編集長

田村真菜さんNPO法人ETIC.・DRIVE

佐藤慶一さん現代ビジネス編集者・トジョウエンジン編集長・メディアの輪郭

 

また、登壇者へのインタビュー記事もあります。

NPOのコンテンツ力を社会に提供する。主要メディア注目の「子どもと若者の成長を支えるウェブマガジン」編集長の仕事とは。――NPOアカデミー講師:岩切 準さんインタビュー-NPOサポートセンターブログ
急成長中のNPOメディア「トジョウエンジン」運営から見えてきた、新たなファンドレイジングの展望。――NPOアカデミー講師:佐藤 慶一さんインタビュー-NPOサポートセンターブログ
ETIC.のもののけ姫が大切にしていること。“社会に対して生み出したい変化”がはっきりしないメディア運営は意味がない。――NPOアカデミー講師:田村 真菜さんインタビュー-NPOサポートセンターブログ

 

 

DRIVE | ソーシャル・NPO・ベンチャー 求人情報

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メディアの運営から設計には、4つのフェーズがあります。

  1. ビジョン・目標をすり合わせるフェーズ
  2. それを達成するための実施計画フェーズ
  3. 実際に運営していくフェース
  4. 属人的になりすぎないように工数を削減していくフェーズ

まずは、社会に出したい変化をメディアを立ち上げる前に考えるが一番重要です。

DRIVEの生み出したい変化は、メディアを使って、働くことのイメージを変えることです。優秀な人材を流動させることで、ETICの生み出してきた起業家のサポートを行っています。

自社メディアにこだわる必要はないけど、NPOスタッフにしか出せないリアルな情報を出していくことを意識しています。

また、メディアを継続的に運営してくために属人的になりすぎないようにしています。

 

 

ひみつ基地

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色々な課題がありますが、社会総がかりで支えることが必要です。

NPO法人夢職人は学校では作れない実体験を作るための、無数の子どもたちの出会いを通して、現場だけでは解決できない社会的課題があることに気づきました。
Chance for Childrenでは仕組みとして、教育バウチャーを行っています。日本にはたくさんの教育事業者がいるので、NPOが無償提供すると彼らの事業が立ち行かなくなることがあります。現在あるリソースを使うことが重要で、そのためのバウチャーであり、子どもたちが自分に合うものを選択もできて、無償学習支援とは違ったアプローチを行っています。

夢職人は2004年から活動をしているので、色々なNPOとのつながりがあり、一団体で普及啓発活動をするには限界があるので、繋がりながら行っていくことが必要で、繋がりながら発信していくことでメディア関係者からもアプローチがあることもあります。

ひみつ基地が、月一回にまとめて発信する形態を取っているのは、プレスリリースをしやすいからです。

他団体のライターは意識して集めているというよりも、いい活動をしている重要な活動をしていると思った人に自分からアプローチをしています。ライター一人一人に特徴があるので、それぞれにテーマを伝えていて、3ヶ月先くらいまでの役割分担はしています。

会報を出したいなと思っていたけど、紙ではない方が良いと思い、Publishersを使っています。アプリも出していて、海外からのDLもあり、1000DLほどありまsy。アプリのいいところは、プッシュ通知ができるところです。

 

外部のライターにお願いするときは、団体ではなく、課題や取り組みに焦点を当てた記事を書くことを意識していて、読者側の興味・関心に合わせた記事を書いていくようにしています。

読者は団体に対して興味があるのではなく、基本的にその活動やテーマに関心があり、ある団体の人が記事を書いていることは知っているけど、その団体のことは知らないということもたまにあります。

マスメディア関係の人との繋がりがたくさんあり、本数よりも濃い記事を出している。教育なので、自分ゴト化しやすいけど、社会的課題なのでいいねをしにくい。

マネタイズは読者購読料で行っていきたいと考えていて、広告でのマネタイズは社会課題を扱っているテーマ柄難しいと考えていて NPOが会費で支えられているのと同じ感覚でマネタイズを行っていきたいと考えています。greenz.jpも会費を中心としています。

記事を通じてコミュニティを作るということを大事にしたいと考えている。イベントなども行っています。

情報発信をするメディアとして活動をしているが、自分たちより素晴らしい活動をしている団体を知ってもらいたい、紹介していきたい、コミュニティを作っていきたいと考えています。

実際にここから複数のNPOの会員になっている人もいます。

 

 

トジョウエンジン | 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン

トジョウエンジンでは、広告メニューを開始していて、マネタイズの方法を模索中です。

ファンの間口を広げて、途上国からの関心で惹き付けるためにドラゴン桜以外のことも発信しています。

現地の情報がリアルタイムで見られてる。 ライトな記事でも広がりやすく、入り口として機能をしている。

まったく関係ない、「南米 絶景」などの情報でのSEOを獲得している。

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広告としては、フィリピンで英会話を行っているベンチャーと連携したキャンペーンやチャリティーファッションブランドと連携したキャンペーンを行っています。(チャリティーファッションと連携は現在9月14日まで行っています。)

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トジョウエンジンは、非営利メディアだけど、CSRなどとの連携して、広告費やキャンペーン費用などでマネタイズをしていきたいと考えていて、収益が入ってくる非営利メディアにしていきたいと考えています。

 

広告・定性情報はこちらの資料も参考になりますトジョウエンジンとは? | トジョウエンジン

 

 

パネルディスカッション

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Q:書いた後どうターゲットに届けていくか

岩切さん:作る時点で意識していて、自分で読み直して、検索でひっかかりそうなワードとかとかをいれて修正しています。編集している時間よりも、周知のための時間をかけているますが、どこでひっかかるかは完璧にはわからないです。
また、自分が持っているメディア関係者へのネットワークを活かして、MailChimpで情報を送っています。

他にはキュレーションアプリのグノシーも考えたけど、NewsPicks が中心で、周知を徹底して行っている。ただ、誰に知って欲しいかということは気をつけていて、PVだけを追うと疲れてしまいます。

田村さん:周知はそこまで積極的にはしていなくて、BLOGOS・読売に転載していたり、一つの記事をマルチユースするようにしています。

佐藤さん:他への配信はしない方向性で考えていて、転載・アプリ経由だとトジョウエンジンへの認知が繋がりにくいためです。個人のFBはドラゴン桜はやるようにしているが、グッドアイディア系は自由

 

Q:外部メディアに掲載する段取り

田村さん:相手から企画を持ってきてもらうこともあるし、自団体で提案をすることもあり、自社だけでPVを稼ぐ必要はないと考えています。

佐藤さん:現代ビジネスは、オルタナSなどと協力をしていて、媒体の弱みとその団体の強みがマッチするといいです。現代ビジネスだと、政治関係のネタが多いので、CSRなど非営利関係のことはもとめているのではないか

 

Q:タイトルなどで人を惹き付ける言葉はありますか?

佐藤さん:あるけどやれてはいなくて、基本的にライトな記事が多いので、そういうのはやりにくいです。ただ、タイトルにイシュー・国名などのキーワードを入れるようにしています。

岩切さん:タイトルはめちゃくちゃ考えていて、世の中で広がっている記事のタイトルをよく見ていて、共通点を探しています。ただし、中身とタイトルの乖離はないように気をつけている。タイトルを先につけることもたまにあります。

田村さん:ニュース編集者をしていたので、タイトルはつけられるが、キャッチーに強くしすぎることもあって、弱くしてと言われることはある。むしろアイキャッチ画像を気にしています。

岩切さん:写真は、基本的に現場の写真を使っていて、写真ありきで記事を書くこともあります。。写真もミスマッチにならないように気をつけています。

佐藤さん:ドラゴン桜はオリジナルの写真を使っていて、他の写真はフリーの写真や、プレスリリースの写真を使っています。

Q:ライターの獲得やモチベーションの維持はどのように行っていますか?

岩切さん:基本的に自分からの働きかけを行っていて、モチベーションの維持は難しいが、どれだけ拡散したかということを伝えています。また5つ以上の記事を書いている人にはデータを公開しようと思っていて、ビッグデータでモチベーションアップに繋げたいと考えています。
またライターの団体の本業の繁忙期にお願いしないようには気をつけているし、相手側が出したいタイミングにも配慮はしています。 数ヶ月前からアクセスが増える導線は張っている。

田村さん:募集はDRIVE上で行っています。ただ、ボランティアライターのマネジメントは実際は楽な仕事ではなくて、実際に働いている人だけでは作れない、関わるきっかけを作って欲しい、緩い繋がりを作って欲しいと考えて行っています。

参照:【ボランティアライター募集】DRIVEラボでソーシャル/ベンチャー/はたらく関連の記事を書いてみませんか? | DRIVE – ソーシャル・NPO・ベンチャー 求人情報

佐藤さん:まず、e-Education Projectメンバーになる=ライターになることであり、また読者をライターにするということを考えていて、たまにTwitterなどで声がけをすることがある。最近は専門性も気にしていて、カテゴリーに関心にある人に声がけをしています。カテゴリのワンダーライフだけをシェアしている人がいるので。
モチベーションの維持のためには、期限を決めるようにしていて、50人全員がアクティブに書いているわけじゃないです。

 

Q:メディアを運営するメリットなんですか?

佐藤さん:ドラゴン桜への理解度が上がることで、採用がしやすくなっていることが一つのメリットで、情報をストックすることでの価値が出ています。

岩切さん:ひみつ基地の発行元としてのメリットは少なく、一つの団体でできることは限られているので、団体を超えて行うことでインパクトがあり、みんなで見込み客を増やしている感覚です。複数の団体の会員になっている人もいます。また、団体名で検索は普通しないので、団体名を知らないけど、記事を知っているということはあります。

田村さん:やっている中で社内の人の情報発信のレベルが上がりました。中間支援だということもあり、どういうことをしているということを積極的に発信していなかったのですが、外から見て顔がわかる組織になってきている。インナーマーケティングとしての効果もありました。

 

Q:カテゴリ分けはどのようにしていますか?

佐藤さん:最初は3つのカテゴリで行っていたのですが、ビジネスウェーブが4つ目でCSRなどに向けて作りました。他にも必要に応じて増やしていくかもしれません。

田村さん:先に記事のネタ挙げをやって、それをカテゴリ分けをしていきました。

岩切さん:ほっとワードを紐付けしていく。アプリでどう読むかを考えている。バックナンバーをどう読んでもらうか。

 

Q:メディアを運営することのデメリットはありますか?

佐藤さん:持続可能性のある仕組み作りをしていくことが難しいので、マニュアル作成などで課題を克服していきたいし、編集者も育てていきたいと考えているところです。

岩切さん:周知をもっとしていきたいけど、広がりがまだ十分ではありません。ひみつ基地のプロモーションをしてくれるインターン生などが欲しいところです。
またマネタイズが非常に難しいです。ウェブメディアでマネタイズが成功しているところ自体が少ないし、広告・イベントなど色々な手段があるが、現状の手段がベストなのかがわからない。
今のところは有料版が中心で、ライターの最新作以外は、続きが非公開になっています。

田村さん:次に誰に任せていくかということが難しい、メディアの運営をできる人はNPOには少ないので。
またKPIをどのようにしていくかというところが難しくて、メディアの影響自体がわかりにくい。 

佐藤さん:NPOメディアのマネタイズの可能性があるもの、 プロパブリカはデータを売っている。専門家がデータを売るということがありえるのではないかひみつ基地。 記事は買いにくいので、資料価値が高いeBOOKなどを売る。 データジャーナリズム 

岩切さん:イベントで稼ぐということはあまりやっていない 不安定収入になってしまうので、有料の定期購読者がいる方が良いと考えています。

佐藤さん:KPIとしては訪問者が欲しいと考えていて、30万以上にしていきたいと考えています。

岩切さん:ライターの団体への流入を増やしていきたいと考えています。
そして世論を動かしていきたいと考えていて、大きなメディアを動かすためのメディアでありたいと思っています。

 

 

コンテンツマーケティングの考え方の一つに、このようなコンテンツマーケティングの購買ファネルというものがあります。

 

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コンテンツマーケティングに関する5つの回答 | インフォバーン

 

コンテンツマーケティングは、見込み顧客を獲得するために適しているマーケティングの手法であり、どのメディアも戦略的に見込み顧客の獲得をしっかりと行っています。

特に、ひみつ基地のみんなで見込み顧客を増やしていくという考え方がNPOらしくて、とてもいいなって思いました。

 

そして、NPOのメディア運営だと、ファンドレイジングを目的にしたものか、受益者向けのメディアを運営することが基本になりそうですが、トジョウエンジン・ひみつ基地はメディアとしてもマネタイズを行おうとしているのが、本当にすごいなと思いました。

特に、トジョウエンジンはメディアのプロが編集長を務めているので、実験中とは言っていますがしっかりとマネタイズをし始めていて凄いです。

このように、コンテンツマーケティングとして、メディアを運営し、ファンドレイジングにも繋げ、メディアとしてもマネタイズを行っていけると、資金調達の方法が多様化されてきていいのかなと思います。両方で資金調達を行っていけるようにするというのは、めちゃくちゃ難しいことですが。

 

そして、来週の火曜日にコンテンツマーケティングシリーズのセミナーの最後である<ローカルメディア運営術>のセミナーがあります。自分もまた参加しますので、ローカルメディアに関心がある方はぜひ参加してみましょう!

登壇者へのインタビュー記事はこちら。

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