どうパートナーを見つける? 『BIO CROSS TALK vol.2:ビッグイシュー日本・佐野章二(73歳)×e-Education・税所篤快(25歳)が語る「無人地帯を切り拓く方法」』

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BIG ISSUE ONLINEが主催するイベントのBIO CROSS TALKの第二弾である、BIGISSUE JAPANの佐野章二さんとe-Education Projectの元代表である税所篤快さんの対談イベントである、『BIO CROSS TALK vol.2 : ビッグイシュー日本・佐野章二(73歳) × e-Education・税所篤快(25歳)が語る「無人地帯を切り拓く方法」』に参加してきました。

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途中参加になってしまって、全ての部分のレポートはないのですが、e-Educationの代表交代の話や税所さんのリーダーシップについても聞くことができて、非常に面白かったです。

 

始まりは恐らく税所さんの活動紹介の部分だったので、彼の活動についてあまり知らない方は、まず彼のTEDに出演した時の動画から見ると分かりやすいです。

教育の種を蒔く: 税所 篤快 at TEDxKeioSFC – YouTube

 

それでは早速途中からですが、イベントの内容について書いていきます。

始まりは税所さんがe-Educationについてや、e-Educationの今後について、以下のようにソマリランドについてなどをお話ししていたようです。

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税所さんの話を聞いた感想

佐野さん:税所さんのいいところは、思ったことをシンプルにストレートに伝えることができる。高校時代の数学の点数が2点だったことなどの自分の失敗を含めた素直な経験を伝えることができ、DVDでの授業を途上国でやりたいと思ったときに、それをシンプルに実行していくことができる。
大阪では、こういう人を褒め言葉でアホという。そういう印象で、すごく感銘を受けた。
いいパートナーを見つけるということは、いい事業を行うために必ず必要なこと。
僕らがパートナーに選んだのは、ホームレスの人たち、もともとホームレスの人たちは可哀想な人たちだと思われている。だからこそ、パートナーにした。福祉・哀れみの対象ではなく、ビジネスパートナーとして彼らを選んだ。
ロンドンで最初にビッグイシューを始めたJohn Birdがパートナーに選んだのが、ボディショップ創設者のゴードン・ロディックで、ゴードンに最初の三年間1億くらいを出してもらって立ち上げた。
ジョンとゴードンは、もともと詩人仲間である。ゴードンはニューヨークでホームレスが「ストリート・ニュース」という新聞を売っている風景を見て、ホームレスの人たちが自分で自分の道を切り開くために新聞を売っていることに驚いた。
ボディショップは財団を持っていたので、財団スタッフに頼んでロンドンでもこのような事業をできるか検討したが、結果は「NO」だった。
そこでゴードンは、ジョンバードならできるはずということで、ジョンに頼んで行うことにした。そしてジョンが一人の若いホームレスに話を聞いたときに、「物乞い以外なら何でもするという」と言っていた。このことをきっけにジョンはビッグイシューを立ち上げた。
日本にもユヌスのような物事を動かす人が必要。ロンドンで上手くいったけど日本でビッグイシューは失敗すると多くの人に言われた。
その理由がまず、雑誌は生もので素人に作れるはずがないということ。雑誌を作ったことがある人など専門家ほど反対した。また雑誌の立ち上げには四重苦があるとも言われた。
①若者の活字離れ
②日本には路上販売の文化がない。フリーペーパーなどの無料の配布ならできるが、販売だと警察から道路使用許可が降りない。そこで、移動販売式にすることにした。路上に店を構えているのではなく、いつでも移動できる状態で立っていて、自己規制をしている。
ビッグイシューの販売は現在、全国16カ所で行っているが、全て警察に許可をもらって行っている。
③ホームレスのハンディキャップ、偏見があること。誰がホームレスから雑誌を買うのかと言われた。
④ネットの時代だから情報はただ、これからは雑誌を売っていくということは、難しい。
このように雑誌販売の四重苦を言われていたが、これこそが自分たちの優位性として考えて、事業を行っている。

 

お金のハードルについて

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税所さん:e-Educationの事業は基本的に最初は、その国の担当の人の自腹で行っている。ある国で事業を始めるために、40万ほど必要だが、担当の人が必死でバイトをやって稼いだりしている。
そして、実際に成果を出してからはメディアに出たりすることで、お金を得ている。

 

佐野さん:e-Educationをやっていて、今までで一番失敗したことは?

税所さん:ワタミと一緒にバングラディシュ事業を行っていたときがの失敗をしている。
バングラディシュで生徒に最初は無料で事業を行って、2年目にいきなり有料化したら誰もこなくなってしまった。実績を出しているので大丈夫かなと思ったら、上手くいかなかった。
失敗によりワタミからのプレッシャーもあって、もう無理かと思っていたが、パートナーであるマヒンが頑張ってくれていたので、何とかすることができた。
このように成果を抱いていく中で、東京大学の沢田先生がいきなりビジネスにするのは難しいけどということで、支援をしてもらえるようになった。
また生活面では、自分が他の人に生計を立ててもらうように、パラダイムシフトをした。
自分は大きい事業を行うのではなく、小さい革命を起こしていきたいので、大金が必要ではなく、1つの国では100万くらいあればいい。

イケダさん:社会起業家の人たちは事業を立ち上げてスケーリングしようとしていくものなので、社会起業のモデルとして新しいですね。。

税所さん:自分が得意なのが、小さく始めていくこと。
共同代表の三輪開人さんはビジネスモデルを作っていくことが得意。なので、一度事業を立ち上げたら、他のメンバーに基本的に任せている。

 

イケダさん:これまでどういう教育を受けてきましたが?
今子育て中で関心があるのですが、どういう教育により、税所さんのような人ができてきたのですか?。

税所さん:母親は自分の活動にずっと反対しています。
自分の同じ年の人のほとんどは仕事をして稼いでくるのに、なんで変な国でプロジェクトを立ち上げて、稼ぐのではなく逆にお金を使ってばっかりいるの、と言われていて、母は安定を求めている。
最近母の昔のアルバムを見たら、母も若い時は旅行好きだったようで、中国の色々な場所を旅行していた。そのDNAのせいかな?

 

イケダさん:今まで色々な困難があったと思いますが、どのようにして乗越えることができましたか?

佐野さん:起業家になるための人間的素養というのがある。アショカの人が言っていて、エンパシー・共感・感じる力・他者の痛みを自分の痛みのように感じる能力、それが起業家の基本的な素養である。
僕はエンパシーというよりは理屈で、四重苦とか言われても比較的平気で、それに反論しようと考える。
ホームレスの人をビジネスパートナーとするとめちゃくちゃ面白い、みんなそれぞれ面白い背景・考えを持っている。
ただ若いホームレスとの付き合い方には悩んでいる。NPOの基金を作って有限会社と両輪でやっていて、基金ではスポーツ文化活動を行っている。チームを作ってフットサルを行ったり、年1でホームレスワールドカップを行ったりしている。
3人集まったらクラブ活動として認めて、経費の半分は基金で負担している。
サッカーなどをしていたら楽しいが、それだけではなくホームレスの人にはこのような機械が必要。
ホームレスになるには3つの理由がある。
まずは仕事を失い、そして住居を失う。しかしそれだけではホームレスにはならなくて、さらに身近な絆を失ったときにはホームレスになる。
入り口は経済問題だが、社会的に孤立してしまうことでホームレスになる。
孤立と孤独は違うことである。孤立は人間には必要なことだが、孤立というのは孤独でいることさえ奪われてしまう。
3人集まるとソーシャルな活動になる。
ホームレスになると、自分はダメだと自己否定をしてしまう。自己否定をすると何をやっても身に付かない。確実に自己肯定をする支援の方法はない。宗教や強制ではいけない。徹底的にその人を肯定をするようにしている。
一人ぼっちになるとアルコール・ギャンブルに依存してしまうことがある。普通の人の場合は嗜みだが、ホームレスのような人だと依存になってしまう。
ホームレスの人だからこそこのような楽しむ場所が必要であり、自己肯定感を取り戻す場所が必要。
ホームレス問題の解決は社会的課題の中で一番難しいと思っている。だから一番難しいこの課題を解決すれば、大体の社会の課題を解決することができると思っていて、だからこそこの活動を行っている。
たまにビッグイシューの販売者であるホームレスの人と若い女性が話をしていることがある。何の話をしていたのかと聞くと、その女性は離婚をしたばかりでそのことについて話していたようである。親しい人にだからこそ言えないことがある。
そのように話をしている中で「これから私どうすればいい?」と言われることがある。販売者は自分はホームレスなんてホームレスだから何のアドバイスもできないと思っているので、自分みたいにホームレスにならないようにするためにはということを話している。
そこからホームレス人生相談というのができた。
このように活動自体がとても面白いからやり続けることができている。

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Q&A

参加者:佐野さん自身がビッグイシューを売ったことはありますか?

佐野さん:一般的な人は平均200冊ほど売るが、自分は全然売ることができない。
一番売る人は一日50冊ほど売っている。
ビッグイシューの販売は立ち仕事なので、大変だけど、おじさんのホームレスは建築などの経験者が多いので、体力がある人が多い。あとは販売に向いてさえいれば、コミュニケーションが好きで嵌ってしまいやめられなくなってしまう人もいる。

 

参加者:現在遊びを通して、英語や色々な国について学ぶという無料の教室を行っているのですが、なかなか仲間を集めることが大変です。
税所さんはどのようにメンバー集めをどうやっておこなっているか?

税所さん:立ち上げる時のメンバーが最初は3人いて、みんながみんな元気なわけじゃないけど 3人で

イケダさん:家入一真さんもそうですが、税所さんはいい意味でダメな人、周りが助けざるを得ない、助けたいと思う人。
自分のダメなところをさらけ出していて、勝手に色々な人を補完してくれる人が集まっている。その中で行動して、保管してくれる人が集まっていて、チームになっている。
また人の心を打つ言葉、パフォーマンス 非言語的なコミュニケーションが上手く人を惹き付けている。リーダーシップの形には色々あるが、このケースは真似しようとしても真似することができない。

 

 

自分がこのイベントに参加していて一番面白かったことは、税所篤快さんのプレゼンテーション、立ち振る舞いを生で見れたということです。

実際に見ていて、笑顔・立ち振る舞い・話し方などめちゃくちゃ非言語コミュニケーションが上手ということを感じました。そしてこれが彼の人を惹き付ける源であり、このようにめちゃくちゃにも見える行動をとっていても、チームを作ることができて、成功することができているんだなと感じました。

 

そして、立ち上げることは得意だけど、継続することが苦手という話もありましたが、税所さんは連続起業家のような人なんですね。本当に家入さんに似ていますね。

 

e-Education Project|eラーニングで途上国に教育革命を!は現在一緒に活動をする大学生の仲間を探しています。途上国での教育に興味がある方はぜひ申込をしてみて下さい。

【人財募集(7/31まで)】あなたの一歩が、世界を変える!世界の果てまで「最高の授業」を届ける仲間(大学生)を探しています! | トジョウエンジン

 

また途上国に行くのは、難しいという方もボランティアや寄付の受付もしています。

参加・支援する方法 | e-Education Project|eラーニングで途上国に教育革命を!

 

Ready For?でソマリランドでのプロジェクトを行うための資金も集めています。

【第6弾】未承認国家ソマリランドで挑戦!国内初の大学院設立!(税所篤快) – READYFOR?

 

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