メディアの影響力をどう指標化する?

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昨日メディアの広告指標として滞在時間は適切か? | Kobayashi Blogという記事で、メディアの広告指標について書きましたが、今回はメディアの影響力の指標について書きます。

 

メディアの本質的な一番の価値というのは、そのメディアが持つ影響力です。

その本質である影響力を考える指標と、広告の指標になるものには当然違うものになります。

 

 

そのメディアが目的としていることは何か?

メディアの影響を考える前に、そのメディアがどのようなことを目的としているか、どのようなコンセプトで運営しているかということが大切です。

ここでも記事別滞在時間で見る本質的なPVと非本質的なPV | The Startupを引用します。

 

■前提条件
メディアコンセプトが固まっておりコンセプトに沿った記事が多くあること

■本質的なPV
コンセプトに沿った記事で獲得したPV
⇒本質的なPVを積み重ねることで読者のエンゲージメントが高まる

■非本質的なPV
コンセプトに沿わない記事で獲得したPV
⇒PVを稼げたとしても読者のエンゲージメントは得られない

 

■前提条件
コンセプト:インターネット業界の未来を予測し、一足先のトレンドを読者に提供する

■本質的なPV
コンセプトに沿い、ターゲット読者のニーズを満たすであろうPV
例:IPOするオークファンの主な収益源は、美しき有料月額課金 | The Startup

■非本質的なPV
コンセプトに沿わないが、SEOで数字が取れる記事
例:色彩を持たない多崎つくるは、村上春樹小説の主人公的な色彩も持たない | The Startup

 

影響力を考えるためには、この前提条件が大切です。

つまり、どのような影響を与えたいかが前提になります。

 

また影響力を言い換えると、メディアの自己実現能力がどこまで高いかということにも近いと思います。

メディアの自己実現能力とは、下記のことです。

 

・この「予言の自己実現能力」こそが、メディアへの畏怖の念と、影響力の源泉でもありました。だからこそ、ネットメディアの「もし、情報に間違いがあったも後から直すのでオーケー」という態度は巡り巡って、自らのクビを絞めることになるかもしれない・・・と私は懸念しています。

・この「予言の自己実現能力」こそが、メディアへの畏怖の念と、影響力の源泉でもありました。だからこそ、ネットメディアの「もし、情報に間違いがあったも後から直すのでオーケー」という態度は巡り巡って、自らのクビを絞めることになるかもしれない・・・と私は懸念しています。

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体より)

 

ただし、自己実現能力が高ければ必ずしもいい訳ではありません。

 

 

影響力の指標になりうるものは?

この前提をクリアした上で、そのメディアのコンセプト・目的にそった影響力をどのように指標化するかということが必要です。

指標となりうるものは基本的にこれらがあると思います。

 

ここでも、やはり滞在時間というのは有力な指標になってくると思います。

まあメディアの広告指標として滞在時間は適切か? | Kobayashi Blogで書いたように、ネイティブ広告で滞在時間が重要になると考えるのは、滞在時間が影響力ではやはり重要な指標になると考えるからなのですが。

その点で、Upworthyのアテンションタイムという指標はとてもいいですね。

 

同社はこれまで、ユーザーの満足度を測るためにユニークユーザー数やページビューを重視してきたが、2月6日に新しい指標「Attention Minutes」を開発したと発表した。
これは、動画であれば実際に再生されているか、ユーザーが複数タブを開いている場合はどのタブが表示されているかなど、従来の「ページ滞在時間」より詳細なデータに基づく、ユーザーが実際にコンテンツに注目している時間を測定するというもの。

読まずにシェアする人は意外と少ない──Upworthy調べ – ITmedia エンタープライズより)

 

また滞在時間に近いですが、ページセッションも一つの指標になりうると思います。

ページセッションはそのメディアの他の記事をどれだけ読みたいかと思ったかの指標なので、どれだけ訪問者がそのメディアに興味関心を持ったかという指標になり、影響力の一つの指標になると思います。

 

そして、影響力の指標化にあたっては、そのメディアがどこまで注目されているかということが一つの指標になるので、フォロワー等が一つの指標になると考えます。

ただし、これはそのメディアのターゲットのパイの大きさにもよるので、単純な指標にはなりません。

 

実際にThe Startup | テック系オピニオンメディアは主なターゲットがスタートアップ関係者ととても小さいので、Yuhei Umeki さんのフォロワーは3506で、同じくスタートアップ関連についても書いているイケダハヤトさんのフォロワーは40000以上ですが、Yuhei Umeki さんのほうがスタートアップ内では影響力が高いでしょう。

 

そして、ソーシャル上での拡散はそのメディアのターゲットにどのような影響を与えているかということを見ることが出来るので、指標の一つとして有効だと考えます。

 

 

このブログの場合は?

では、このKobayashi Blog | NPO×キャリア×コミュニティの場合はどうなのか考えてみます。

まず記事別滞在時間で見る本質的なPVと非本質的なPV | The Startupと同じフォーマットを使ってみます。

■前提条件
メディアコンセプトが固まっておりコンセプトに沿った記事が多くあること

■本質的なPV
コンセプトに沿った記事で獲得したPV
⇒本質的なPVを積み重ねることで読者のエンゲージメントが高まる

■非本質的なPV
コンセプトに沿わない記事で獲得したPV
⇒PVを稼げたとしても読者のエンゲージメントは得られない

 

■前提条件
コンセプト:NPOのマーケティング力を高めること

■本質的なPV
コンセプトに沿い、ターゲット読者のニーズを満たすであろうPV
例:NPOがコンテンツマーケティングに取組むべき3つ理由!! | Kobayashi Blog

■非本質的なPV
コンセプトに沿わないが、SEOで数字が取れる記事
例:「ブラックジャックによろしく」「ワンピース」「ナルト」が無料で読めるIbooksが便利!! | Kobayashi Blog

 

またこのブログでは、ターゲットが複数あるのでそれも書きます。

  1. NPO関係者
  2. スタートアップ、メディア関係
  3. 色々な人(マス)

 

まずNPO関係者は一番のコンセプト目的なので当然ですが、NPOのマーケティング力を高めるために他の業界のいいところを盗むことが必要だと考えているのでそのためにスタートアップ・メディア関係もターゲットになります。

そして、NPOが社会を変えるためには色々な人にNPOを知ってもらうこと、そしてこのブログでアドボカシー的な機能を持たせていきたいと考えているので、マスもターゲットになります。

だからマネタイズに一番大切なのは情熱! 「ハーバードビジネスレビュー編集長が注目WEBサービス担当3名に聞く!最新マネタイズ戦略」 | Kobayashi Blog「奨学金を返せないのは自己責任 本当にそんな社会でいんですか?」の追記 | Kobayashi Blogといった記事も書いています。

 

まだまだこれら全て全然できていないので、自分で書いていて恥ずかしいですね。

 

 

実際に指標にそって見たら?

そして、実際の指標を見てみるとどうなのかここ一ヶ月の記事で見てみます。

(このブログはまだアクセスが少なすぎるので、これは参考になるかわかりません)

まず全体のアナリティクスデータです。

スクリーンショット 2014 06 28 0 27 06

全体の滞在時間は悪過ぎですね。

記事別滞在時間

1位:「休眠預金活用推進議員連盟」が発足し、休眠口座活用の動きがついに本格化 | Kobayashi Blog(998s)
2位:「社会を変える」お金の使い方~投票としての寄付 投資としての寄付 | Kobayashi Blog(994s)
3位:アメリカのNPOの92%が取組んでいるコンテンツマーケティングとは? | Kobayashi Blog(828s)

ただし、記事別の滞在時間を見ると、恐らくこれらの記事はNPO関係者が見ているので、数字がいいです。

そのため、NPO関係者にはある程度の影響力があるのかなと考えられます。

 

ページセッション

そして、ページセッションは今月NEWSPICKS砲があったので、今月はめちゃくちゃ悪いです。

NEWSPICKSは構造上ページセッションは必ず悪くなります。NP経由だとページセッションが1.14にしかなりません。

 

これもターゲットへの影響力で見るために、ランディングページ別でページセッションを見てみます。

1位:NPOって何? もっとNPOを知ろう! | Kobayashi Blog(7.14)
2位:テクノロジーで社会的課題を解決する! 「Google Gesture」が素晴らしすぎる! | Kobayashi Blog(5.8)
3位:寄付のガイドブック! 「世の中を良くして自分も幸福になれる「寄付」のすすめ」 | Kobayashi Blog(2.92)

これも、NPO関係の記事がページセッションがいいので、ターゲットが明確なほうがいいと言えます。

 

スクリーンショット 2014 06 28 0 25 50

またこれは、3.4月のアナリティクスデータですが、この頃はほとんどNPO関係の記事しか書いていなかったので、ページセッション・滞在時間はこの頃の方が圧倒的にいいです。

ターゲットへの影響力を高めるためには、やはりターゲットが絞られている方がいいということです。

 

Facebookページのいいね数、Twitterのフォロワー数

ここは、ページは始めたばかりですし、Twitterはまだまだすぎるので省きます。

よかったら、いいねフォローして下さい笑

 

 

RSSでの登録数

feedlyの登録数は自分の場合12のようです。この規模でこの数字は高いのかどうかがよくわからないです。すいません。

どれだけの人がそのブログの定期的な更新情報知りたいのかという指標にはなるので、ベンチマークになる人と比べてみて下さい。

 

またRSSの登録数はターゲットの属性でも違いますので、ターゲットによっては着目しすぎない方がいいかもしれません。(ある程度ITリテラシーが高い人しか使っていないので)

ちなみにThe Startup | テック系オピニオンメディアは3487アカウント、まだ東京で消耗してるの?は1917です。

また登録数は[K]Feedly Subscribers Checker 2 | Knowledge Colorsで調べることが出来ます。

 

ソーシャル上での拡散

ここも自分のブログだとリーチが少なくすぎて参考にならないので、The Startup | テック系オピニオンメディアで見てみます。

2014 06 28 01 21 17 スクリーンショット 2014 06 28 1 30 20 スクリーンショット 2014 06 28 1 30 29

 

ターゲットが明確なもの、梅木さんらしい記事の方が明らかに数字がいいですね。

ちなみにこれは、Feedback – ブログの反響を可視化というアプリで一括で見ることが出来ます。

 

 

色々と長く書いてきましたが、ブログの影響力を高めるために有効なのは、ターゲットを明確にし、そこに向けた記事を書くことです。

影響力を高めていくということは、普通の商品のマーケティングと同じということです。

 

 

関連記事・書籍はこちら。

ソーシャルメディアから新聞まで、メディアの基本を知れる。「MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」」 | Kobayashi Blog
メディアの広告指標として滞在時間は適切か? | Kobayashi Blog
ページビューを死滅させる指標とは何か? | 藤村厚夫 Media Disruption
UpworthyがPVに代わる指標「アテンション時間」のソースコードを公開 – メディアの輪郭
求められる記事フォーマットの開発と解説(コンテクスト)、バイラルの使い方 – メディアの輪郭
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滞在時間はPVの代替指標になりうるのか?セイバーメトリクスのような多角的評価が必要でしょ! | 怪盗ぶらり団
Upworthyがサイト測定指標として用いているアテンション時間とは? | Hivelocity ハイベロシティ

 

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