KADOKAWA・DWANGOのプラティッシャー化が凄い!

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最近ドワンゴがKADOKAWAと経営統合したこともあって、株式会社KADOKAWA・DWANGO代表取締役会長、現ドワンゴ代表取締役会長である川上量生さんのメディア論に関する記事を見ますが、どれも非常におもしろいです。

特に「ネットはオールドメディアが圧勝」――川上量生ドワンゴ会長インタビュー(上)|Close-Up Enterprise|ダイヤモンド・オンラインが面白かったので、これをもとに1本書いてみます。

この記事の後編が7月1日に公開らしいですが、こういう前後半分かれる記事は、公開したら通知してくれるメールとか欲しいですね。多分その日には忘れてるので・・・

 

・今、紙のメディアがネット上でどう収益モデルをつくるのかが問われています。その中で、世界的にみても、日経さんがずば抜けていると思いますよ。あとは朝日新聞社。あらゆるネット系のメディアの中で、実際に勝っているのがこの2社だと思うのです。しかも、みなさんが思っている以上に、他と差がついていますね。何が財産かといえば、日経さんでは毎月4000円を超える購読料金を払っている人が、10万人単位でいることです。 

・ 日経電子版の会員数が50万人、100万人と増えたとき、世の中で話題になる発信源が有料記事となる可能性が大いにあるのです。

・ネットメディアというのは、相変わらずアービトラージ(さや抜き)モデルですよね。自分で取材しないで、他媒体のニュースを集めたり、そのニュースを見て記事を書いたりしています。ページビュー(PV)を集め、広告収入を得るというモデル。人件費を抑えることで運営してきました。結果として、そういうメディアが多数でてきたために過当競争になり、市場が荒れ地と化しました。数十人レベルで影響力のある媒体はできましたが、そこから大きく成長したものはなく、成長の道筋もない。このモデルって古臭いし、将来性がないのです。つまり、ネットメディアは、ビジネスモデルを作れていないと言えるでしょう。

・そもそも、ニュースのレベルが違いすぎる。記者の数も違うなど、体制が違いすぎる。その中で、日経さんのようにマネタイズまで成功しているメディアが出始めている。日経新聞と朝日新聞が、どこのネットメディアに負けるというのですか。このメディアには、ブランドとコンテンツ力、そして収益力があるのですから。

・将来的に、オールドメディアは、一旦、経営状況が悪くなるかもしれませんが、何かの拍子に、従来と同じか、更に儲かるような構造を生むかもしれません。仮に、日経さんの電子版を月額5000円で契約する人が300万人に達したら、流通コストがかからないわけですから、どれだけ儲かるのかということですね。

・ネガティブな反応を示すのも、無料の利用者の特徴です。有料の利用者はそうはならない。なぜかといえば、お金を払った自分を否定することにつながるからですね(笑)。

「ネットはオールドメディアが圧勝」――川上量生ドワンゴ会長インタビュー(上)|Close-Up Enterprise|ダイヤモンド・オンラインより)

 

 

KADOKAWA・DWANGOはプラティッシャーに

ここで、川上さんが言っていることは、東洋経済オンライン編集長の佐々木紀彦さんがよく言っているプラティッシャーに近いですね。

 

アメリカではプラットフォームがパブリッシャーの位置に寄っていくことで、「プラティッシャー」という位置を取るメディアが増えていると指摘されている。
プラットフォームとして代表的なYahoo!や、アグリゲーションの王であるハフィントンポストもオリジナルコンテンツを増やしてきており、「プラティッシャー化」を志向している。この方向性とは逆で、東洋経済オンラインはパブリッシャーの立ち位置から「プラティッシャー」へ近づくことを目指したいという。

「プラティッシャーこそwebメディアが勝つ方法だ」佐々木編集長が語る東洋経済オンラインの戦略 | somewrite (サムライト)

 

実際にドワンゴとKADOKAWAの経営統合もこのことを目的として行っています。

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【全文】ドワンゴ・KADOKAWA合同記者発表 川上氏「コンテンツとプラットフォーム両方を持つ企業が勝つ」 | ログミー[o_O]より)

 

 

KADOKAWA・DWANGOの経営統合に関する記事はこれまで少しだけ読んでいたのですが、この記事を読んでKADOKAWA・DWANGOが目指していることがようやくわかりました。

記者会見記事には、コンテンツプラットフォームとありますが、要するにプラティッシャーと同じことです。 

 

そして、ようやくこの統合の重要さ、重大さに気付きました。ここからの統合による新しい動きは確実に凄いことがたくさんありそうなので、今後も色々書いてみようと思います。

 

 

川上さんの関連記事はこちら。

「ネットはオールドメディアが圧勝」――川上量生ドワンゴ会長インタビュー(上)|Close-Up Enterprise|ダイヤモンド・オンライン
【全文】ドワンゴ・KADOKAWA合同記者発表 川上氏「コンテンツとプラットフォーム両方を持つ企業が勝つ」 | ログミー[o_O]
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