TVCM・マス化とイノベーター理論にのっとり、見事にスケールしたGunosyの戦略

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SNSのデータを解析し、個人の趣向に合わせたニュースを配信し、最近はウルトラマンのCMで話題のGunosyは、批判もありますが、スケーリングの流れがとても凄いです。

 

イノベーター理論という流れに乗っ取り、きれいにスケールしていきました。

 

イノベーター理論とは1962年に米・スタンフォード大学の社会学者、エベレット・M・ロジャース教授(Everett M. Rogers)が提唱したイノベーション普及に関する理論で、商品購入の態度を新商品購入の早い順に五つに分類したものです。

イノベーター(Innovators:革新者):
冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。市場全体の2.5%。

アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者):
流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。市場全体の13.5%。

アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者):
比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリッジピープルとも呼ばれる。市場全体の34.0%。

レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者):
比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。
フォロワーズとも呼ばれる。市場全体の34.0%。

ラガード(Laggards:遅滞者):
最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される。市場全体の16.0%。

マーケティング用語集 イノベーター理論 – J-marketing.net produced by JMR生活総合研究所より)

 

 

イノベーター・アーリーアダプターを獲得してマス化

Gunosyは昨年の一月にリリースしたアプリでリリースした当初は、このようにスタートアップ・IT関係者などのイノベーター・アーリーアダプターの人足りが中心で利用しているサービスでした。

堀江:昨日僕が「朝まで生テレビ」に出たときに言ったんだけど、「GUNOSY」っていうサービスがある。これは自分のTwitterとかFacebookのタイムラインをみて、自分の趣味趣向に合った記事を自動的に毎日20本とか配信してくれる。

松浦:この前オフィスに遊びに行ったんですよね。どうですか、彼らは。

堀江:もうコラボすることに決まりましたよ。彼らは自動でニュースをキュレーションしているけど、もうひとつある。自動でニュースをキュレーションしてくれるサービスと、この人のキュレーションの能力にかける。たとえば堀江がセレクトしたニュースは面白いのが多いとか。本当に堀江がオススメ一週間の10本、20本のニュースみたいに絞ってほしいんです。

ホリエモンも注目する「Gunosy」と、キュレーションの未来 : イケハヤ書店 by @IHayatoより)

 

しかし2月にデザイン・インターフェースを大幅に変更し、マス向けニュースキュレーションアプリの定番であるスマートニュースとほぼ同じような形になりました。

(この変更はイノベーター・アーリーアダプターには嫌がられています。)

まず、朝刊・夕刊以外に新たにWebメディアのニュースを配信するカテゴリが多数追加された。Gunosy内でニュース消費を完結させる意図だろう。また、デザインがこれまでとは一変し、SmartNewsなどを想起させるUIを採用している。

Gunosyが大幅アップデートでほぼ別アプリに──ネット上では「見た目も中身もSmartNewsみたい」との声も | アプリオより)

 

そして、その直後のKDDIとの提携や10億円以上の資金調達を利用して、3月15日からTVCMを展開をしています。

この成果として、70万人ほどのユーザー数を増やすことができたようです。

・今年3月にテレビCM開始、1ヶ月余で利用者70万人増(180⇒250万人)
・CM放送前は7割が男性ユーザーだったが、現在は男女半々に。
・DAUも全体の30%に上昇した。
・増資分12億円のうち8割以上を広告宣伝費につぎこんだ。(Gunosy木村氏)
・CM放送後は広告クライアント数は、2倍の150社に。
・4月以降の1PVあたりの平均単価は1月の2倍に。
・1ヶ月あたりの広告収入は約3倍に。
・宣伝への投資分を十分回収できる効果があった。(Gunosy木村氏)
・5月に米国、6月にカナダとニュージーランドに進出予定。
・14年中に英語圏の30カ国でサービス開始の計画。
・15年には韓国やインドネシアなどアジアにも進出。

グノシーはテレビCMに10億円つかっていた。|appmarkelabo|noteより)

 

 

マス化までの完璧な流れ

このようにgunosyはイノベーター・アーリーアダプターから着実に支持を集めるアプリになることで、10億円以上の資金調達を行い、その後マス化とマス向けの一番の広告であるTVCMをおこない、大幅にユーザー数を増やしています。

Gunosyの競争優位の源泉は、データに基づくレコメンド技術なので、マス化して多くのユーザーを抱えることはとてもいい戦略です。またイノベーター・アーリーアダプター以外のマス層はニュースを能動的に見る人たちではないので、そこも毎日定時にニュースを届けるという仕組みもマス層には適しています。

そのためたくさんの批判もありますが、このgunosyの戦略はとても正しいと思います。

 

自分はGunosyをほとんど使っていなく、スマートニュース化してから、一切使わなくなりましたが、イノベーター・アーリーアダプターを見事に獲得し、マス化(イノベーター・アーリーアダプターに嫌われる方法で)していったgunosyがマスのなかでどうやって戦っていくのか、これから更に加熱していくニュースキュレーションアプリ市場で生き残っていくことができるかということがこれからも非常に楽しみです!

 

 

関連記事はこちら。

スマートニュース化したグノシー vs スマートニュース | The Startup
Gunosyがウルトラマンを使ったテレビCMを開始(kensuu) – 個人 – Yahoo!ニュース
なぜグノシーはTVCFに10億円も使ったのかを検証する
Tick Tock – ちくたくブログ • GunosyのSmartNews化から改めてニッチとマスについて考える

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