ファンドレイジングに役立つ良記事!「寄付集めにも必勝セオリーがあった」

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寄付集めにも必勝セオリーがあった:日経ビジネスオンラインという記事が本日公開されて、NPO関係者やNEWSPICKで早速話題になっています。

 

まず記事の要約です。

 

・寄付をするのは富裕層だけではない。国民慈善信託(National Philanthropic Trust)の報告によると、アメリカの家庭の88%が寄付をし、平均の寄付額は一家庭あたり年間2,213ドル(約22万7千円)にもなる。米シカゴ大学のジョン・リスト教授の論文によると、所得が2万ドル(約205万円)以下の世帯では所得の約12%、所得が2万ドルから4万ドル(約410万円)の世帯では所得の約5%を寄付している。
一方で、所得が4万ドル以上の階層では、所得に対する寄付の割合は平均2から3%である。つまり、低所得層の方が所得に対する寄付の割合は高い。必ずしもお金に余裕があるから寄付をしているわけではないようだ。

・寄付を受ける側の団体は、自らの存在や募金活動をより広く宣伝し、人々が寄付をしたくなるような情報を提供し、寄付を受けやすいインフラを準備する必要がある。アメリカにおける多額の寄付は、寄付を受ける側の団体の努力と研究の成果であるとも言える。最近はインターネット上でのクラウドファンディングが盛んになり、気軽に寄付ができるようになったと同時に、誰でも寄付を募ることができるようになった。

・クラウドファンディングの実際のデータにおいても、他の人の寄付額が高ければ高いほど人々は高い金額の寄付をすることが示された。

・寄付をした人々のコメントの数、寄付を募っている人のブログのポストの数なども寄付額に影響することを示した。また、早いうちになるべく多くの寄付額を集めることがクラウドファンディングの成功の秘訣であるという研究結果も発表した。

・ブログの更新の間隔が5日以内の場合と20日以上の場合では、成功率に4倍の差がある。電子メールで寄付をお願いするのが一番効果的で、その次にフェイスブック、そしてその次にツイッターが効果的である。さらに最適なキャンペーンの期間は45日であることが分かった。

・社会的地位が高い人が先に寄付したという情報で寄付額は上昇することが明らかにされている。

・不成立の場合返金される制度の方が寄付の総額が高く、それぞれの個人が好きなプロジェクトに寄付していることが分かった。もし寄付する価値のないプロジェクトに寄付してしまった場合には、他の人達が寄付しないので不成立になる確率が高くその場合寄付が返金されると思えば、気軽に自分の好きなプロジェクトに寄付できるのかもしれない。

・以上の研究結果から、クラウドファンディングにはいくつかの成功の秘訣があることが分かる。すなわち、クラウドファンディングの初期の段階でなるべく多額の寄付をなるべく多くの人からもらうこと、そのためには電子メールで寄付を依頼すること、できれば影響力のある人達からの寄付を初期に得ること、寄付者からより多くのコメントをもらうこと、ブログはこまめにアップデートすること――である。
プロジェクトが始まったらすぐ、まずは身近な知り合いから頼むのが、成功の近道であると思われる。カナダ・トロント大学のアジェイ・アグラワル教授らのクラウドファンディングのデータ分析によると、立ち上げた初期は地元の知り合いからの寄付が多く、後半になって徐々に遠方の知らない人達からの寄付が増えていくという。このパターンは、知り合いからの寄付でクラウドファンディングを順調にスタートさせ寄付を増やしていくと、徐々に遠距離の知らない人達からの寄付も増えていくことを示唆している。

寄付集めにも必勝セオリーがあった:日経ビジネスオンラインより)

 

 

アメリカの寄付、特にクラウドファンディングに関する研究なので、日本では一部当てはまらない部分もあるかもしれないですが、多くの部分が参考になると思います。

特に日本で参考にしやすい部分がここです。

・クラウドファンディングの実際のデータにおいても、他の人の寄付額が高ければ高いほど人々は高い金額の寄付をすることが示された。

・社会的地位が高い人が先に寄付したという情報で寄付額は上昇することが明らかにされている。

寄付集めにも必勝セオリーがあった:日経ビジネスオンラインより)

 

この特質を実際に活かしているのがJustGivingです。

実際にこの二つのプロジェクトを見ると、上が堀江貴文さんのプロジェクトで約6500万円ともう一つが俳優の伊藤英明さんで1000万円を集めています。

東北地方太平洋沖地震の救済支援! | ファンドレイジングサイト JustGiving(ジャストギビング)
心を一つに。。。 | ファンドレイジングサイト JustGiving(ジャストギビング)

 

 

またもう一つこの部分は、どの団体でも比較的簡単に活かすことが出来そうです。

ブログの更新の間隔が5日以内の場合と20日以上の場合では、成功率に4倍の差がある。電子メールで寄付をお願いするのが一番効果的で、その次にフェイスブック、そしてその次にツイッターが効果的である。

 

ブログやメルマガは継続し続けることが難しい部分もありますが、やっぱりこういったものでしっかりとお願いすることは重要です。

特にメルマガだと団体への関心がFacebookのいいねをしている人よりも高いことが想定されるので、ある程度成功率が高くなりやすいです。

実際に有料メルマガで、BIG ISSUE ONLINEの編集長であるイケダハヤトさんBIG ISSUE ONLINEのコンテンツマーケティングについて質問したところ、こういったことも言っていました。

 

NPOのマーケティングの分野では、「メルマガ購読者の数」が、寄付をはじめとするアクションに密接に関わってくきます。これは経験則なので、まだ十分な効果測定ができていないのですが、メルマガ購読者が2,000人を超えたあたりで、アンケートなどで効果測定をする予定です。現在無料メルマガ購読者は900人で、毎月100人ペースで伸びているので、来年の今頃アンケートを取るイメージですね。

[無料版あり] イケハヤマガジン – BLOGOS(ブロゴス)メルマガより)

 

 

メルマガ・ブログは基本的な情報発信のツールの中で、一番エバンジェリストが集まってくる部分です。

そのためやはり、こういったものでの情報発信・適切なお願いが一番寄付に繋がるということでしょう。

 

この記事は寄付の中でも特にクラウドファンディングが中心になっていますが、寄付キャンペーンの作り方やファンドレイジングなど幅広く役立てることができる記事です。

 

 

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