フ-ドバンクという挑戦 貧困と飽食のあいだで

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フードバンクという挑戦  貧困と飽食のあいだで
貧困問題、食料廃棄等の食べ物に関する問題について興味があるという方に
ぜひお薦めしたい一冊です。

フードバンクという賞味期限等に問題がなく安全に食べられるが捨てられる食料をフードバンクが寄付として集め
それを児童保護施設などに寄付をするという活動を行っている代表の

飲食店に勤めている人はよく思う問題ではないでしょうか?
食べられる食品が平然と捨てられていると。

フードバンクはアメリカで始まった活動なのですが、
アメリカでは40年ほど前からフードバンクが存在し幅広い活動を行なっています。
日本では10年ほど前にチャールズ・マクジルトンというアメリカ出身の方が
セカンド・ハーベスト・ジャパン(2HJ)というNPO法人を設立して始めた日本では比較的新しい活動です。
(NPOの歴史を考えると長い方ですが)

内容としてはチャールズさんの個人的な生い立ちからフードバンクを日本で始める経緯
フードバンク活動のアメリカ・日本の現状等が書かれています。

チャールズさんの生い立ち
・子供のころにアルコール中毒なったこと
・山谷の修道院でホームレス支援のボランティアをした経験
・一度自分もホームレスになったこと等
で日本でフードバンクの活動をすることになった経緯を詳しく書いてあります。

アメリカのフードバンクについて
・フードバンクだけではなく、貧困者に職をつけさせるコミュニティキッチンを行っている
・食料寄付が近年減少しているため、自前て食料を得て貧困者の支援をしている。
・アメリカ人にとってボランティアと言えばフードバンクというように国民的に根付いている

2HJの活動は主に2つの点で優れています。

①寄付する企業・支援される人両方が得するwin-winの関係を築けていること。
②できることをしていること。2HJで支援できることは食べ物の支援、
何でもするのではなく、自分たちのできる分野の支援していることです。

①支援してもらう人が得するのは当然ですが、
寄付する企業も食料廃棄の手間が省けるということです。
様々なステークホルダーが得をすることがNPOの活動では重要です。

②貧困者には職に就けない・衣食住の確保ができない・基礎学力が足りていない等の本当に様々な課題を抱えていてどれも解決していかなければならない課題です。
しかし2HJのミッションは「すべての人に食べ物を」であり、就労支援等は行っていません。

これが何故優れている点なのかというと、
どんな企業・団体でも単体では貧困という大きな問題を解決するとはできないからです。

そのため色々な方向から、その課題にアプローチする必要があり
企業・行政・他のNPOがそれぞれできることをする必要があります

だからこそ食べ物を与えるという
自分たちのできること・強みに特化した活動をしている2HJは素晴らしいと思います。

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