あなたの寄付が社会を変える! 『「社会を変える」お金の使い方~投票としての寄付 投資としての寄付 』

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最近認定NPOになった、病児保育・病後児保育の認定NPO法人フローレンス代表の駒崎弘樹さんの著書である、「社会を変える」お金の使い方――投票としての寄付 投資としての寄付を読みました。

この本は日本ではあまり馴染みの少ない「寄付」について書かれた本で様々な個人に向けて「寄付」について書いた本です。

大学生・親・高校生・大企業社員・公務員・フリーランス・起業家などNPO関連以外でも多くの人にも読んでもらいたい本です。

 

 

寄付は、投資家が下部や投資信託に投資するのと同じようなものなのです。またあるいは、私たちが市長さんや国会議員を選ぶために、投票するのと似たようなものなのです。

 

社会起業家としての成功と失敗

事業として成り立つ社会貢献

・頭が痛かったのはお金のことです。よく言われます。「NPOはボランティアなんでしょ?」と。これは間違いです。NPOはお金のために活動するのではありませんが、団体を維持する最低限のお金は必要です。

・「社会を変える」というのは、絵空事ではないのだ、と。自分が感じた社会的課題を、自らの街で解決してみる。それが国や行政に取り入れられ、社会全体に広がっていく。

 

寄付という名のイノベーション

・財源。この厄介な問題に頭を抱えた。日本中のNPOが抱える問題だ。世のため人のためになることをNPOがしようと思っても、財源の壁にぶつかる。通常、企業は物やサービスを提供し、受益者から対価を得る。しかし、NPOは対価を支払えない受益者(低所得者・ホームレス・ひとり親・地球環境等)にサービスを提供する場合が多い。そのため団体の財政を成り立たせることに、非常に大きな制約がかけられてしまうのだった。

・「駒崎さんがおっしゃった『ひとり親向けの新サービス』については、以下の二つの選択肢が考えれます。」世界的コンサルティング会社である、ベイン&カンパニーの女性コンサルタントの方は言った。
①通常の病児保育サービスから上がった収益を、ひとり親への病児保育サービスに投入する。
②外部から資金を調達し、それをひとり親への病児保育サービスに投入する。

・駒崎さんと鵜尾正隆さんの会話より。
「駒崎さんが思っている以上に、寄付はクリエイティブで、かつパワフルなんです。アメリカでは政府とNPOは競合関係にあります。たとえば自分の手元にお金があります。いくらか税金で持っていかれます。しかしここで考えるわけですね。『このお金を税金で持っているのと、俺の知っているNPOに寄付するのだったら、どっちが社会のためになるのかな?』と。ここで政府かNPOか、という、『投票』が行われるわけです。NPO同士でも、実績を出して多くの人に知ってもらえれば、それだけ寄付が集まりやすくなります。だからがんばろうというインセンティブも働きます。いわば寄付の『市場』が出来ているわけです。これが行政の補助金だと、政府や自治体と仲良くしようとか、完了の覚えめでたくなろうとか、そういう方向性になっていってしまうわけですが」
「我々は寄付の”文化”を持たないのではなく、特に明治維新こう、国家による公共への依存期間が長かったせいで、寄付の”体験”を十分に育んでこなかっただけです。寄付を体験し、そしてそのお金で世の中が少しでも良くなったという実感を得られる。そんな成功体験を積めば、きっと寄付はもっと一般的になっていきます。」

・寄付をマーケティングするということは、そのイシュー(問題)をマーケティングするということにつながるんだ。

・このお金はただのお金じゃない。志のお金だ。

 

企業は社会変革の一翼

マーケティングにもなる寄付

・セールスフォースの利他的なポリシーは、一方でセールスフォース者自身にも跳ね返ってくる。SalesforceCRM自体はパッケージソフト(パッケージにくるまれたいわゆるソフト)ではなく、サービスであり、プログラム世界中のユーザーのデータを一元管理したサーバーの中で動いている。これがいわゆる「クラウドコンピューティング」の環境だ。僕たちに無償で使わせてくれたとしても、それほどコストはかからない。NPOのフローレンスが有名になると、自然とセールスフォースにも話が及び、それがNPO業界に及び、いろんなNPOが使っていく。さらにNPOに関わる膨大な人々がセールスフォースに馴染むようになって口コミが生まれ、行政や学校などにも良い評価が伝搬していく。

モチベーションアップとしてのプロボノ

・あるベイン&カンパニーの若いコンサルタントは言う、「僕たちは、人の役に立ちたいといつもおもっています。ただ、仕事ですので、いつもそういったことが実感できるとは限りません。ときには、これは何の意味があるのだろう、とわからなくなることすらあります。ですからフローレンスのようにまさに社会にとって意味のある事業を直接分かりやすい形で手伝えるのは、コンサルタントとしてとてもモチベーションが上がることなのです。そして自分が分析し。提案したことがすぐに採用されて、目に見えて、成果を上げられると、ああこの仕事ができて良かったなあ、この会社で頑張ろう、という気持ちにさせてもらえるのです。」

 

寄付は投資であり投票だ

・福祉にせよ、教育にせよ、医療にせよ、国家が動かなかったときに、小さな声を上げた人々がいたのだ。彼らの志を受けて、その原動力となるお金を、寄付という形で出した人々がいたのだ。その寄付は未来を創ることに投資された。彼らは寄付という投票をすることで、寄付を手元に事業を打ち立てることで、自らが描いた未来を選択したのだ。国がどうだ、なんて関係あったのか。国がどうであれ、自らが描きたいみたいに投資をし、投票したのではなかったのか。彼らが夢見た未来を生きる僕たちが、同じことを出来ない理由はあるだろうか、政治が敗北しようと、僕たちは敗北しない、僕たちが未来を作ることを諦めない限り、僕たちに敗北はないのだ。

 

もし寄付が当たり前の社会であったなら

・NPOの数が増え活気にあふれる

・いくつもの視座を得る

・行政がより良く機能する

・政治家がもっと働きだす

・社会が鮮やかに

・世界中の不公正に、国民が自ら立ち向かえる

 

あなたができること

あなたがだれであってもー寄付をするそしてそれを誰かに伝えよう

・たとえ一円でも、どこかに寄付してみましょう。それはあなたの意思表示。どんな世界を実現したいと思っているかの、ささやかな、しかし偉大な。

・ぜひあなたの寄付体験を友人に、隣人に、愛する人たちに伝えてみて下さい。それは自分がどんな世界を実現したいと思っているか、を伝えることと同じです。それを聞いた人は、自分もまたあるべき姿を、ビジョンを共有することになるのです。描いたことは、いつか私たちの想像の世界から飛び出して、現実になっていきます。

・その場に居合わせたい、と思いませんか? あなたが誰であろうと、きっとそう思ってくれるはずです。

 

 

久しぶりに駒崎弘樹さん「社会を変える」お金の使い方――投票としての寄付 投資としての寄付を読みました。

そして、自分がソーシャルセクターを好きになった原体験がここにあったなということを思い出しました。

 

認定NPO法人フローレンスは、THE社会起業家と言えるような団体で、事業型NPOで最も成功している団体の一つです。

フローレンスは病児保育の問題を共済の仕組みを活用することである程度解決しました、しかしそれだけでは一番サービスを届けたいひとり親世帯にとどけることができませんでした。

 

よくNPOの事業は「受益者負担が成立しない」事業であるといいます。

普通の事業・サービスであれば、受益者(例えば、マクドナルドだとハンバーガーを買い、食べる人)が料金を負担することが当然です。しかしNPOは社会的課題に事業・サービスを届けるので、負担してもらうことが難しいです。

だから寄付が必要なんです!

 

あなたが今後作っていきたい社会はどっちですか?

①お金がある人しか、サービスを受けられない社会

②何らかの原因により、お金はないけど、たくさんの支援により、這い上がることが出来る社会

これからの社会をどっちを作りたいかは一目瞭然ですよね。

いい社会を作っていくために、一人ひとりの寄付による、社会への参加、そして支援が必要です。

 

 

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