「社会のシフトと企業のケイパビリティのGAPにチャンスがある」

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「社会のシフトと企業のケイパビリティのGAPにチャンスがある」

これすごい社会や働くことの真実を映し出した言葉じゃないですか?

 

自分が考えだした言葉なんだよといいたいところですが、あるベンチャー企業の社長が言っていた言葉です。

やっぱり成長している企業の経営者はいいことをいいますね。

 

いちおうケイパビリティーの意味を載せておきます。

「企業が全体として持つ組織的な能力。あるいは、その企業が得意とする組織的な能力。例としては、スピード、効率性、高品質などが挙げられる。これらは、オペレーションの柱となる要素であり、競争上の大きな優位性の源泉となりうる。 競争戦略による差別化が困難な昨今の状況下では、ケイパビリティを高め、戦略の実現性で他社に差をつけることによって、持続的な競争優位を確立することができる。」

ケイパビリティの意味 – MBA経営辞書 – goo辞書より)

 

要するに「業界(社会)の変化(シフト)が激しくて、企業の組織的能力を超えている、そのGAPにこそチャンスがある」ということだと理解しています。

 

 

同様のことを具体的に書いてある記事を用いて、もう少し詳しく説明します。

(この記事もそのベンチャーの社長が見た方がいいと言っていた記事です。)

マッキンゼーは、もてはやされ過ぎだ:日経ビジネスオンライン

「人気の仕事」に就いてはいけない しごとの未来地図:PRESIDENT Online – プレジデント

 

 

・1960年代、優秀な若者は当時の花形、繊維業界を目指した。その後、対象は電機、自動車、そして金融へと変わっていった。そして今、若者たちの関心はコンサルティング業界、特に外資系に向いているらしい。聞いてみると、「各界で活躍する人の中に外資系コンサルティング出身者が多い。スキルが身に付く」という。しかし当のその業界出身の私にしてみると、違和感がぬぐえない。いつの世も若者たちは斜陽寸前の業界を目指すのか…教訓は世代を超えて受け継がれていかないのか…と。

・さて、もしも、元マッキンゼーや元ボスコンの人たちが、社会で広く活躍しているように見えるなら、その理由は、若い頃にこうした米系コンサルティング企業の戦略的英断の本質を見抜き、日本の大企業や官庁から身を転じた勇気に由来する。彼ら(というか私たち[日立製作所勤務(当時)の大前研一氏(マッキンゼー)や三菱商事勤務(当時)の堀紘一氏(ボスコン)などの逸材])は時の運にも恵まれた。80年代、グローバル化を余儀なくされた日本の大企業が次々とグローバル化のために外資系コンサルティングを雇ってくれたのである。

・私は思うのだ。コンサルティングという仕事、特に外資系では日本への参入という創成期に数多くの人材を鍛え、育て、世の中に送り出した。しかし、もはやそういう時代ではないのではないか。若くして野心にあふれる若者たち(かつての大前氏や堀氏のような)には、コンサルタントを目指すよりもむしろ起業してほしい、あるいは選挙に出てほしいと思うのだが、読者はいかがお考えだろうか。

マッキンゼーは、もてはやされ過ぎだ:日経ビジネスオンラインより

 

 

・仕事を選択する際の基準である「やりがい」「安定」「報酬」の3要素はトレードオフの関係にある。

・チャンスは「未成熟の仕事」にあり

・「人気になった仕事は要注意」だ。未成熟で、確立していない仕事だからこそチャンスなのであって、“人気稼業”となってからでは競争に打ち勝つのは容易ではない。

・未成熟にリスクは付き物だが、だからこそチャンスも大きい。仕事を選択するうえで、「成熟度」の吟味はとても重要である。

・仕事で成果を挙げ続けるためには、仕事の「価値の進化」を常に意識し、自らの能力やスキル、知識を継続的にブラッシュアップしなければならない。「仕事師」として生きようとすれば、仕事の「技」を常に磨き続けることが不可欠である。

「人気の仕事」に就いてはいけない しごとの未来地図:PRESIDENT Online – プレジデントより)

 

 

この二人の著者はマッキンゼーとローランドベルガー出身の方です。

様々な人が外資コンサルから羽ばたき、様々な分野で活躍をしていますが、外資コンサルから羽ばたき活躍できるようになったのは、外資コンサルが日本社会に定着していない仕事だったからだと言うことです。

つまり当時の外資コンサルが日本にやってきた当時は外資コンサルが「社会のシフトと企業のケイパビリティのGAP」がある企業だったということです。

しかし、現在は外資コンサルも成熟してきているので、以前のような素晴らしい人材を鍛えて世に送り出していくことはできないということです。

 

 

そして見たことがある人が多いと思いますが、今こんな東洋経済に記事が出ています。

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・外資系の金融機関やコンサルティング会社が、総合商社とともに東大生の就職先の「御三家」と呼ばれたのも、今は昔。2008年のリーマンショック以降、特に外資系金融の人気はピークを打った。代わりに「新御三家」として台頭したのが、ディー・エヌ・エー(DeNA)、グリー、サイバーエージェントの「メガベンチャー」3社だ。

・ネットオークションを祖業とし、モバイル広告、ソーシャルゲームと新たな業態に転じてきたDeNAは、新規事業の創出に積極的だ。「今はたまたまエンターテインメントの会社だが、事業領域を定めていない。学生は『この会社なら何でもやれる』と感じるようだ」(DeNA人材開発部の内藤誠人氏)。競合のグリーは稼ぎ頭のゲームに注力する現実路線を取っており、学生にとっては似て非なる会社と映る。

・社員数2000人規模のメガベンチャーでは、自分の働きで会社が成長するのを実感したり、社長からじきじきに薫陶を受けたりといったことは期待しにくい。一方で、大規模な事業にかかわることができ、潤沢なキャッシュを利用してやれることの幅は広い。大企業とベンチャーのいいとこ取りをできることが、学生たちを引き付けている。

激変、東大生の就活!新御三家はこの3社! | 週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイトより)

 

 

グリーはよくわかりませんが、ディー・エヌ・エー(DeNA)・サイバーエージェントは以前から人気があり、人材輩出企業・成功しているベンチャー企業として有名な企業です。

つまり昔のコンサル業界に近いのだと思います。

しかしこの3社もある程度成長してきたことにより、「社会のシフトと企業のケイパビリティのGAP」は確実に狭くなっていっているはずです。

つまり激変と書かれていますが、今までの就活とあまり変わらないということです。

 

まあチャンスがあると言っても、そのGAPが埋まらないことも充分あり得るので、GAPがある企業に行くのも怖いですし、ある程度埋まりつつあるメガベンチャーと言われるような企業に行くのがチャンスと安定のバランスがいいのかもしれませんね。

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