マルクーハンの「メディアはメッセージ」から考える情報爆発時代の戦略!

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最近マルクーハンの「メディアはメッセージ」という言葉をよく考えます。

メディアを研究している人じゃなくても一度は聞いたことがあることだと思います。

ネットにより、様々なメディア、特にキュレーションメディアがたくさん現れてきている今こそ、このことを考えるのはめちゃくちゃ大事なことだと思います。

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「メディアはメッセージ」の解釈

マクルーハンのこの言葉は、けっこう色々な解釈がある言葉なので、まず、二つの「メディアはメッセージ」を引用している書籍の内容を紹介してみます。

 

・マクルーハンは、「メディアそのものもメッセージである(Tbe medium is the message)」という

・テレビ、ラジオ、新聞や映画といったメディアは、それらが流すコンテンツのほうが注目されるが(コンテンツではなく)メディアそのものも社会に影響を及ぼしていたり、意味を持つのではないかと考え、メディア自体にフォーカスを当てた視点を持とうというのがマルクーハンの主張だった。

・どういったメディアに、どういったオーディエンスがついているか」を考え、最適な「情報流通の組み合わせ」としてメディアプランされるわけだ。一方で「メディア論」的な視点では、メディアとは「情報を伝達するもの」に限られず、かつ「メディアそのものがメッセージ」なので、メディアの選び方が根本的に変わってくる。

次世代コミュニケーションプランニングより)

 

メディアと社会はどのような関係にあるのかー「メディアはメッセージ」

「メディアはメッセージ」の重要性

・自分の気持ちは、コンテンツで表されるから十分――ではなく、メディアにも配慮するというわけです。

・メディアが持つメッセージ性というのは、状況やメッセージの受け手によって変化するようです。

マクルーハンの言う「メディア」と「メッセージ」

・マクルーハンは「メディアはメッセージ」という考え方に様々な場面で触れているのですが、著作『メディア論』において整理された解説が行われています。同書の第1部の最初に登場するのが、まさしく「メディアはメッセージである」と題された章。彼はその章を、こんなふうに書き始めています。
われわれの文化は統制の手段としてあらゆるものを分割し区分することに長らく慣らされている。だから、操作上および実用上の事実として「メディアはメッセージである」などと言われるのは、ときにちょっとしたショックになる。このことは、ただ、こう言っているにすぎない。いかなるメディア(すなわち、われわれ自身の拡張したもののこと)の場合でも、それが個人および社会に及ぼす結果というものは、われわれ自身の個々の拡張(つまり、新しい技術のこと)によってわれわれの世界に導入される新しい尺度に起因する、ということだ。

・そもそもマクルーハンの言う「メディア」とは何なのでしょうか。 「メディア」「人間の身体の拡張」「技術」の3つをイコールの関係で結ぶというのは、マクルーハンの諸作の中で繰り返し見られる位置づけです。例えば彼は、車輪を「足の拡張」、衣服を「皮膚の拡張」、自動車に至っては「全身の拡張」などと捉えています。  つまり彼はメディアをより広い意味、人間がつくり出した技術全般を含む言葉として使っていて、それらは何らかの形で人間の身体を拡張したものであると考えていたわけですね。

・それでは「メッセージ」という言葉は何を示していたのでしょうか。これも『メディア論』の中に、次のような言い換えを行っている個所があります。
なぜなら、いかなるメディア(つまり、技術)の場合でも、その「メッセージ」は、それが人間の世界に導入するスケール、ペース、パターンの変化に他ならないからである。鉄道は移動とか輸送とか車輪とか線路とかを人間の社会に導入したのではない。それ以前の人間の機能のスケールを加速拡大し、その結果まったく新しい種類の都市や新しい種類の労働や余暇を生み出したのである。このことは、鉄道の通ずるようになったのが熱帯地方であれ北方地方であれ、また、鉄道というメディアの荷物(すなわち、内容)と無関係に、生じた。一方、飛行機も輸送の度合いを加速することで、飛行機の使用目的とはまったく無関係に、鉄道型の都市や政治や結合を解体する傾向がある。

・メディアが社会の構造に与える変化、それこそがメディアの「メッセージ」であると。そしてなぜ変化が生まれるのかと言えば、新しいメディアによって、新しい人間のつながりやコミュニケーションスタイル、情報伝達のスピードの変化などが生まれるから、ということになりそうです。

・彼は『メディア論―人間の拡張の諸相』のペーパーバック版への序文において、こんな解説を行っています。
「メディアはメッセージである」の章は、こう言えばたぶん明快になる。いかなる技術も徐々に完全に新しい人間環境を生み出すものである、と。

今こそ読みたいマクルーハン (マイナビ新書)より)

 

ここで、「メディアはメッセージ」という言葉をもっと深く考えていくと、わけがわかんなくなっていくと思うので、「メディアはメッセージ」を自分なりにかなりシンプルに考えてみます。

「メディアはコンテンツを仲介するだけではなく、メディア自体にメッセージが内包されている」

 

わかりやすく言うと、同じコンテンツでも、blogosで読まれるか、そのライターのブログで読まれるかでコンテンツの受け取り方は大きく違うし、gunosy経由で読まれるかNewsPicks経由で読まれるか、さらに言うとそれがスマホ経由かPC経由かによって、「メディア自体のメッセージ」が大きく変わってくるということです。

 

 

キュレーション・アグリケーション全盛期だからこそ大切

そして、このことはキュレーションアプリも流行っていますし、blogosなどのアグリケーションメディアもたくさんある現在だからこそめちゃくちゃ大切なことだと思います。

違うメディアを通して、コンテンツを届けることにより、自分のメディアから届けるのとは全く違うメッセージを届けることができるのです。

 

ただ単にアクセスを増やすだけではなく、普段とは違う影響・メッセージを届けるために転載をしたりとか、キュレーションアプリに拾ってもらったりとかそういう戦略が重要なのです。

たぶん、海外のpropablicaとかはこのことを意識した戦略を取っているのかなと思います。

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国内外のNPOメディアの主要事例を紹介ーー社会を変える情報発信のヒントより)

 

単純に調査報道だけだと、アクセスが稼ぎにくいということもあるでしょうが。

この戦略は、社会にメッセージを伝える上でとても重要なことだと思います。

 

という感じで、重要だなって思いましたが、このブログで転載はしたことがなく、この転載とかもしてみたいので、もし転載したいメディアの方がいたらぜひご連絡ください。
問い合わせ等

 

関連記事・書籍はこちら。

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