ビジョンを語らなければ独自性は出ない! 「ネットが味方になるWebマーケティングの授業 イケダハヤト編」

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ネットが味方になるWebマーケティングの授業という本を読みました。

この本は、プロブロガーのイケダハヤトさんとウェブニュース編集者の中川淳一郎さんとライフネット生命の出口治明さんが教える人で、教わる人がバイラルメディアCuRAZY | 笑うメディアを運営している伊藤新之助さんで対談形式になっている本です。

対談形式になっているので、少し内容が分かりにくくなっている部分もありますが、内容は全て教える側の人の発言の部分です。

そして、内容がけっこうそれぞれ違うので、教える人別で書評を書いていきます。

 

時に炎上しながら毎日のんびりやっています イケダハヤト

先行者優位は続かない

・これはコンテンツマーケティングをやる最に非常に注意しないといけない点なんですが、おっしゃるとり競合が出てきたんですね。ソーシャルメディアマーケティングに関して先行者優位はとれていたんですが、僕以上に優秀な人、しかも企業などの組織単位の人々が同じ領域でブログを書き出すと、とてもじゃないけど太刀打ちできないんですね。

・スタートアップ的に言えば、ピボットを行った訳です。コンテンツレベルのピボットですね。

先攻と後続のサイクルから「意見」へ抜ける

・どれだけ先行者優位をとろうとも後続が現れるわけですよ。ほとんどのテーマに関して。僕は比較的、先行者優位のとりやすいテーマを探してくるのが得意なんですよ。(中略)しかし、それをやり続けても出てくる後続に抜かれて、別のテーマに映っての繰り返しにしかならないわけで、そろそろこうしたサイクルから抜けようと思ったんです。つまり、テック系の先取り記事を諦めて、誰も書かないようなオピニオン記事だったり、考察・論議といったテーマを扱っていますね。

・結局は、宣伝くさくなく、ユーザーにとって有益な情報をどれだけ工夫して出せるかにかかっていると思います。

・自社が作れるコンテンツレベルも大事ですが、誰に読んでもらい、その結果どうしたいのかといった目的を明確にしていく必要があります。ユーザーのどのようなニーズに答えるブログなのかという点もはっきりさせないと、何のためにやっているのかわからなくなります。

読んでもらえる記事の作り方

・個人的にはソーシャルメディアで瞬間的に広がるバイラル方式よりも、検索でじわじわPVを伸ばすSEO型の記事が、長期的な視点からしていいと思いますね。特にまとめ記事も含めてノウハウ系記事はSEO型に向いていると思います。こういった記事ってユーザーが知りたいと思ったときに検索をかけてたどり着くものです。数日間だけ読まれると言うものではなく、数ヶ月、数年単位でユーザーにとっての価値のある記事ですよね。中には季節性のものもあります。こうした記事をSEOを意識しながら作り続ければ、ロングテールでじわじわとコンバージョンに反映されていきます。

「役に立つ」だけ? ビジョンを語らなければ独自性は出ない

・ただし個人的には、それだけでは弱いと思っています。率直に言えば、それって「役に立つだけの記事」なんですよ。なので、それを読んだからそこの企業を気に入った、また来ようとは、必ずしもならないんですよね。先ほどから述べている「独自性」がここでまた重要になってくるんです。

・パタゴニアは、環境商品をあつかっているんですが、広告で急に「私たちの商品は買わないでください」というわけですよ。(中略)「世界は今こういう状態だ。そして私たちはこうした限界がある。だが、それでも我々はこうした世界を作るために努力している」といった主張だと思うんです。自分たちの不完全な状態を示し、「それを埋める努力を現在進行形でしています」という主張が、そのままマーケティングになっているわけですよね。確かに批判する人もいますが、そういった主張に賛同してくれる人も現れるんです。僕みたいに。

・日本とは逆にアメリカは、その点で結構ビジョンを打ち出しているんですよ。(中略)それは恐らく批判覚悟でやっていて、無効のマーケターもわかってやっているんですよね。批判が返ってくるだろうということが。それは非常に勇気のある、いいことだと思いますし、しっかり彼らも哲学をもってそう主張しているわけなので、批判が来ようと問題ないわけですよ。

ターゲットはインフルエンサーであると意識する

・バイラルする前提として、しっかりインフルエンサーにヒットするかどうかは非常に重要だと思います。@narumi @tabbata @hkunimitsuの三銃士に拾われるとPVが伸びる | The Startupのように、記事を書く際にインフルエンサーである「あの人」が食いついてくれるかどうかを意識することで、PV数は大きく変わるでしょうね。

・最低限のSEOは必要条件ですが、それに加えて、この人がこう反応してくれて次にこの人がこう反応して、といったソーシャルな連鎖をイメージできるようになることが重要になりますね。

・同じコンテンツであっても、誰が拾ったかによって大きく結果が異なってくるのがソーシャルメディアですから。

・「インフルエンサーに届く」の連続がバイラルを生んでいると思うので、伸びないものは最初のインフルエンサーに届かなかった。届いたにしても次のインフルエンサーに届かなかったという流れでしょう。

・あるコミュニティの中のインフルエンサーを当てること以外、僕らでコントロールできる術はないように思いますね。特に企業であれば、外部を巻き込んで、そのコミュニティに属しているひとやコミュニティの性格みたいなものをしっかり把握する必要があると思っています。

・バイラルにも二つあると考えているんですね。広い層に一気に広がっていくものと、ある特定のコミュニティ内にだけバズるものの二つの方法があると思うんです。

マーケター? アーティスト?

・ブログメディアを立ち上げるときて、マーケター寄りにするかアーティスト寄りにするかの二軸があると思っているんです。マーケター寄りというのは、お客様を啓蒙したり、喜ばせたり、わかりやすい価値をテキストで提供したりするメディアですよね。それに対してアーティスト寄りのメディアっていうのは、賛否両論を巻き起こしたり、パタゴニアのように炎上覚悟で自分の信念を表現すること。

・長期的にメディアを運営するという視点に立って考えると、アーティスト寄りにならざるを得ない時が来ると思っているんです。何度も言うように、マーケター寄りはコモディティかしてしまうからです。

・「サービスのコンテンツレベルでは差がつけづらい。コンテンツマーケティングも同じような方向になりそうだ」となったら、次はビジョナリーな部分が勝負の分かれ目になるのではないか。

・ビジョンとコピーライティングでしっかりエッジを立てていくことですね。

ネットが味方になるWebマーケティングの授業より)

 

これ以外にもコンテンツマーケティングの実践の仕方、社内での導入の仕方なども書いてありますが、コンテンツの作り方・コンテンツの広げ方が面白かったので、それらを中心書きました。

ここで、着目するべき内容はこの3つなのかなって思います。

  1. コンテンツレベルでピボットしていく
  2. ビジョンを語る
  3. インフルエンサーを意識する

 

まず、コンテンツレベルのピボットをしていくということは、企業のコンテンツマーケティングを考えると難しい場合もありますが、個人レベルだとけっこう重要なことだと思います。

ブログ上陸から10年。イケダハヤトの黒歴史とブログ論 : まだ東京で消耗してるの?を見るとよくわかりますが、イケダさんのブログタイトルは変わってテーマも変わり続けています。

 

そして、「ビジョンを語る」という部分ですが、ビジョンを語ると言うことは、メディアの色が出るともとれますが、色がないメディア・ブログってつまならないと思うんですよね。

人は合理的に行動を決めているわけでない。 非合理的だからこそ大切なこと!でも書きましたが、人は合理的に物事を決めているわけじゃないですし、ビジョンとかそういう部分はそれぞれの企業や個人にしかないものがあるので、そこでファンを作ることってやっぱりかなり重要なことです。

 

最後にインフルエンサーを意識すると言うことですが、最近は全く自分もできていないのですが、アクセスを伸ばすためにはやっぱり重要なことです。

ただこれは、初心者でもアクセスを集める必須手段 インフルエンサーの〜砲比較!(田端砲、ちきりん砲、イケハヤ砲)でも書きましたが、闇雲にインフルエンサーを狙うのではなく、そのメディアにあったインフルエンサーを狙うこと、そしてインフルエンサーのフォロワーにどういう人がいるのかを想定しながらやっていくことが重要だと思います。

そして、インフルエンサーを狙って、そこからアクセスを伸ばすことが出来たら、そこのフォロワーを獲得できるような仕込みをしていくことが重要です。

 

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“オールウェイズ・オン (Always On)” はWeb広告のキーワードとなるか。fMC Tokyoで考えたこと | AdverTimes(アドタイ)より)

 

これは、ネット上のキャンペーンを図にしたものですが、インフルエンサーでも同様のことがいえます。

このように、バズを起こした後に、フォロワーを獲得し、少しずつ山を高くしていかなければ、インフルエンサーを活用する効果が半減してしまいます。

 

 

中川淳一郎さん出口治明さんの部分の書評はこちら。
ネットでウケるまでの流れ! 「ネットが味方になるWebマーケティングの授業 中川淳一郎編」
ライフネット生命のマーケティングのスタンス! 「ネットが味方になるWebマーケティングの授業 出口治明編」

 

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