意外と奥が深いまとめブログのノウハウ! 「はちま起稿 月間1億2000万回読まれるまとめブロガーの素顔とノウハウ」

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2ちゃんねるのまとめブログなどをやっていいて、はちま起稿の元管理人である清水鉄平さんのはちま起稿 月間1億2000万回読まれるまとめブロガーの素顔とノウハウを読みました。

はちま起稿は現在様々なテーマの情報をキュレーションした、まとめブログです。

このブログはインターネット上のゲーム、アニメ、漫画、時事ネタを、独自の視点でキュレーションし紹介する、俗に言うまとめサイトです。
楽しく読み応えのある記事を日々更新しています。

このブログについて : はちま起稿より)

 

まとめブログの元管理人ということで、まとめブログを中心としたノウハウが多いですが、普通のブログ運営者にも参考になるノウハウが多く、また2ちゃんまとめからの脱却など、どのように清水さんがはちま起稿をここまでのブログに育てていったのかという話も非常に面白いです。

はちま起稿自体はほとんど見たことがなかったのですが、予想以上に面白かったです。

 

・最初に、僕の現在の立ち位置をはっきりさせたいと思います。
1.はちま起稿創設者兼元管理人。
2.2ちゃんねる転載禁止騒動時にアドバイザーとなったので、それ以降、最低限の報酬をいただいている。
3.広告の販売や記事内容のアドバイス、苦情への対応方針の判断やブログのデザインのサポートなどを中心に行っている。
4.記事は原則書かず、書く際は、自分が書いていることを明記している。
5.明確な管理人は存在せず、基本的にチームとして運営されている。

・僕が立ち上げた「はちま起稿」は、ゲームを中心にしたエンターテインメント情報を扱うまとめブログです。「ゲーム系」とカテゴライズされるブログの中では日本最大級のアクセス数を誇り、2014年2月の月間ページビュー数は、およそ1億2000万回(livedoor Blogの測定値)。日によってばらつきはあるものの、1日あたり380~400万ページは読まれている計算になります。

はちま起稿と清水鉄平

・2007年、高校2年生の1学期のテストが終わった直後、僕は思いつきでブログを立ち上げます。ブログのタイトルは「鉢巻起稿/(^o^)\」、現在のはちま起稿の原型です。鉢巻起稿はゲームを中心にインターネットで見つけた面白いニュースを紹介する個人ブログで、「誰も見ていなくても毎日必ず更新する、自分が毎日見たくなるようなブログにする」という目標を掲げていました。

お父さん、お母さん、全然勉強していないけど、ブログ更新の喜びがわかりました

・志望校合格を目指して心機一転してスタートした浪人生活。予備校の学費はアフィリエイト収入で十分まかなえましたが、ブログありきの浪人生活です。受験勉強に取り組む姿勢は正直ひどいものでした。

・限られた時間とバッテリーで効率よくブログを更新するために、ネタを集めるための巡回ルートをルーチン化し、記事を構成するテンプレートを作ろうと決めました。

・文章というものは得意不得意に関係なく数をこなすことでスピードが速くなり、内容も洗練されていくのです。

・ブロガーというものは、ずっとPCとにらめっこしながら記事を書き続ける孤独な作業をするもので、続けていくには情熱がなにより大切です。

2ちゃんねるまとめでしか味わえない感動がある

・2ちゃんねるはその情報量の多さゆえに、隅から隅まで目を通すにはかなりの時間が必要です。そのため読者の興味を引きそうなスレッド(話題)をピックアップし、レス(コメント)をわかりやすく編集、転載した「2ちゃんねるまとめブログ」の人気が高まりつつありました。

・2ちゃんねるのレスをピックアップして転載するという見せ方には、時間短縮以外にも次のようなメリットがあることがわかりました。
1.自分の言葉で書く必要がなくなるため、誰でも記事を量産できる。
2.たくさんのユーザーの意見を掲載することで記事内容が充実する。
3.あくまで転載しているだけなので責任を追及されにくい。

更新の手を緩めない。僕の魂ごと離してしまう気がするから

・ブログは記事を書くとすぐに読者からの反応があるし、更新すればするほどアクセス数と読者が増えていく。それが楽しいし気持ちいい。しかし、記事を書くためにはネタを収集し続けなければならないし、出遅れれば誰かに先に記事にされてしまう。

・速報性を重視して確認もとらず誤報を掲載したり、常識的には考えられない不謹慎なネタも、そのまま転載していたのもこの時期です。右肩上がりで伸びるアクセス数に天狗になっていた僕は怒濤の連続更新を言い訳に、「記事を修正したり謝罪に時間を使うなら、1つでも多く記事を書いたほうがマシ」と言い訳し、批判や指摘に耳を貸しませんでした。そして、この頃からはちま起稿を嫌う人が増えていったような気がします。

・これまではちま起稿が読者から支持されている理由は、清水鉄平自身が記事を書いているからと考えていました。2ちゃんねるまとめブログにリニューアルしたことで誰でも記事が書けるようなノウハウは溜まりましたが、それでも自分以外の人間が記事を書くことで読者が離れてしまうと心配していたのです。  しかし、4年にわたってはちま起稿を1人で更新するのに疲れきってしまった僕は、ついにポリシーを曲げて記者の複数化に踏み切ったのです。結果的にこの選択は、はちま起稿をあるトラブルから救うことになりました。

激動するネットのうねりはボクに歩調をあわせてくれない

・確かに2ちゃんねるまとめブログへのリニューアルは、はちま起稿にさらなる成長をもたらしました。しかし、2ちゃんねるまとめブログがあまり乱立し過ぎたことで、2ちゃんねるユーザーのあいだで「自分たちの書き込みをネタにアフィリエイトで稼いでいる」とまとめブログへの反発が強まっていました。  はちま起稿もその1つとして槍玉にあげられており、記事を書き捨てたりアフターフォローをしないという無責任な姿勢が原因で、僕はネットの世界で袋叩きにされる、いわゆる「炎上」の恐怖を体験することになります。2012年1月のことです。

【炎上の経緯】
1日目。はちま起稿のログから札幌時代の同級生のTwitterアカウントが探られ、彼の発言からSという僕のイニシャルネーム、出身小中学校、年齢が割り出されて、修学旅行の行く先から出身高校も絞られる。
2、3日目。これまでブログ上で一度も明かしたことのなかった「清水鉄平」の名前が2ちゃんねるにリークされる。
4日目。小中高校すべての卒業アルバムの写真が流出。はちま起稿のアイコンファイルの置き場から株式会社KNDの存在が知られる。社長である父・清水仁志の名前とSNSのアカウントを把握される。
5日目。株式会社KNDの登記簿から神田のマンションの所在地が突き止められる。

・2ちゃんねるまとめブログにリニューアルして以来、それまで使わなかったゲハ独特の用語を多用したり、特定のゲームハードのファンを煽ったりとやりたい放題にやっていました。おかげではちま起稿は「偏向ブログ」「煽りブログ」と揶揄されるようになりましたが、そうすることで2ちゃんねるのマニアックかつディープな空気をブログ内で表現できると考えたからです。 やりたい放題でも個人ブログであれば大目に見てもらえたのかもしれません。しかし、法人である株式会社KNDとの関係が浮かび上がったことで、当時世間を騒がせていたステマ騒動と結びつけられ、一気に炎上してしまったのです。

・そうして2012年1月16日。僕はブログ更新を記者たちに任せ、はちま起稿の運営から手を引くことを発表しました。

変われる強さ、変わらぬ想い

・引退宣言以来、僕ははちま起稿を極力避けてきたつもりでしたが、アドバイザーとして復活することを決めました。 立て直しのテーマは「ゲームブログからの脱却」。従来のマニアックなゲームブログから「ゲームを中心とした総合エンターテインメントブログ」に方向転換し、アニメや芸能ニュースを積極的に増やすことにしました。

・時代の流れとともに変化するニーズを見極め対応していく。独りよがりにならない。たくさんの人に見てもらえる記事づくり。僕とはちま起稿の歴史はそのくり返しだったような気がします。

 

元管理人が教えるすぐに役立つブログ運営ノウハウ

好きこそものの上手なれ、続けることと続くこと

・まとめブログをはじめるといっても、いったいどんなテーマをまとめていいのか。こう悩む人も多いかと思います。どんなまとめブログにするかは自由です。だけど、もし僕がアドバイスを求められたら、きっとこう答えると思います。「自分が好きなテーマをまとめるのが一番」

・まとめブログは、立ち上げてすぐに人気が出るものではありません。続けていくうちにじわじわと読者が集まり、スマッシュヒットとなる記事やネタをきっかけに人気に火がつくケースがほとんど。

・誰も見ていないブログを続けるというのは本当にしんどいもので、人気が出るまえに突然更新を止めてしまう人も少なくありません。ブログを更新し続けるにはモチベーションの維持が不可欠。記事のネタを集めるだけで楽しいと思える、自分の好きなテーマをまとめるのが一番。

記事タイトルを面白くするコツと気をつけないといけないこと

・アクセス数を増やす1番の方法は、インパクトのある記事を投稿し、それが他のまとめブログやアンテナサイト、Twitterを通じてたくさんのユーザーの目に留まることだと思います。しかし、どうしても他のまとめブログとネタが被ってしまうことは避けられません。他のまとめブログとどうやってインパクトで差をつけるか。僕はタイトルにひと工夫して差別化を図ることをオススメします。

・タイトルに手を加えるとき、僕が気をつけていることが3つあります。
1つめは、タイトルを長くしすぎないこと。RSSでタイトルが並んでいるときに長過ぎるタイトルは目に飛び込んできません。同じ内容の記事でも僕なら短いタイトルを読もうとします。
2つめは、タイトルですべてを明かさないということ。タイトルだけで記事の内容がまるわかりになるようでは、肝心の記事を読んでもらえません。
3つめは、タイトルでウソをつかないということ。いくら読者の興味を引きたいからといって記事内容とまったく違うタイトルをつけてしまうと、一時的にアクセス数は稼げても、信頼とリピーターとなる読者を失う危険があります。

速報記事は読んで字の如し

・2020年に開かれるオリンピックの開催地が東京に決まりましたが、このような速報性のあるニュースはブログのアクセス数を増やす絶好のチャンスといえます。僕が記者だったら「2020年東京五輪に決定」というタイトルと、ソースとなるURLだけ貼付けてブログに投稿してしまいます。詳細な情報や記事としての体裁は投稿した後にあらためて追記すればいいだけの話。  速報とは読んで字の如くスピードが命で、速報記事の情報は水物です。  ブログ更新は時として、難しいことは考えず反射神経で記事を書かなければいけない場面があるのです。

まとめブログの記事は「わかりやすい」記事であるべき

・まとめブログの記事にとって一番大事なこと。それは「わかりやすさ」にあると思います。

・わかりやすい記事とはどんなものなのか。人によって文体や構成に違いはあるとしても、はちま起稿の記者に僕はこうアドバイスしています。
1つめは、過去記事や関連記事のリンクをつけること。記事によっては今後も話題が継続していく可能性があるし、それまでの因果関係を知らないと理解が難しいものもあります。過去記事や関連リンクを載せて、読者がどんなタイミングから読んでも理解できる親切な記事も重要だと考えます。
2つめは、文中の人物名や専門用語について詳しい説明をつけること。記者が知っていることを読者も知っているとは限りません。むしろ、知らないからこそ記事を読んでくれているとも言えます。特にたくさんの人物や専門用語が登場するゲームやアニメの記事には、公式サイトやwikipediaといった詳細ページへのリンクは必須だと思います。
3つめは、記事にちゃんとオチをつけること。起承転結のない記事は読んだあとにどうしてもモヤモヤとした気分が残り、満足感が得られません。  はちま起稿では記事の終わりに記者の意見や感想を盛り込むようにアドバイスしていますし、2ちゃんねるまとめブログをやっていたときもオチにぴったりなユーザーコメントを引用していました。  わかりにくい記事とは結局のところ、まとまっていない記事とも言えます。わかりやすい記事を書き続けるように意識することが、リピーターを増やす1番の秘訣かもしれません。

「そこでしか読めない」記事を作るために意識するべき3つのこと

1.ブログに生きている感じを出す

・「生きている感じ」とはなにか? それは面白そうなネタを見つけたら、ニュースソースだけでなく記者の意見を載せる。たったこれだけのことです。

・過激なやり取りがブログの「生きている感じ」につながり、読者の関心を集めるきっかけになったのです。

2.一般メディアには書けない記事を書く

3.着眼点を変えてじょうほうを別の視点から見せる

・出てきた情報をそのまま書いたような記事はわざわざまとめブログで見る必要がありません、一般メディアのほうが要点が整理されていて読みやすいはずです。しかし、同じ情報でも着眼点を変えれば「そこでしか読めない記事」になるのです。

ブロガーは叩かれてナンボ。アンチがいて一人前

・はちま起稿はなぜネットユーザーから徹底的に叩かれるのか。熱狂的なファンの多いゲーム情報を扱っていたこと、誤報を載せてしまったことなど、要因はいろいろと考えられますが、根本的な理由として「顔が見える」ことにあると僕は考えています。顔が見えるとは、管理人の主張が見えるということです。はちま起稿の記事には僕と記者の意見や主張が盛り込まれていたため、読者は書き手の人となりをイメージできるわけです。

・僕はいろんな方から「ユーザーから叩かれて心が折れませんか?」と心配されるのですが、今ではまったく気にならなくなってしまいました。叩かれるということは注目を集めていることの裏返しであり、まとめブログにとってアクセス数を増やす絶好のチャンスと捉えているからです。

・「愛の反対は憎しみではなく無関心」というマザー・テレサが残した言葉がありますが、この言葉は真理だと僕は思います。アンチは自分のブログを気にかけてくれるありがたい存在です。いつか彼らが認めてくれるような記事を書けるように頑張ればいいのです。

想像力を働かせてトラブルを未然に防ぐ

・はちま起稿は現在複数の記者によって書かれており、記事の書き方に個人差があります。彼らがどんな原稿を書こうとほとんど口出しすることはありませんが、一点だけ口を酸っぱくしてアドバイスすることがあります。それはトラブルを防ぐために想像力を働かせて書こう、ということです。記者というものは、読者の注目を集めるために怪しい情報に飛びついたり、ついつい話を盛りたがるものです。

・なお、はちま起稿ではトラブルの種となる個人に対する誹謗中傷や、政治・宗教、特定の団体についての話題に触れないようにしています。ただ、近頃は「特定アジア」と呼ばれる国をネタにした政治系まとめブログが人気だったり、あえてブログを炎上させてアクセス数を増やそうとするブログもあるようです。  トラブルを防ぐ、トラブルを起こす。いずれにせよ記事を読んだ読者がどんな反応をするのか予想するスキルがブロガーには欠かせないと思います。

広告との相性によってはアクセス数が少なくても

・広告収入の話をもう少し。広告収入はアクセス数に比例して増えるかという疑問についてです。結論から言うと、比例しません。ページビューが少なくても効率よく広告収入を稼ぐ方法があるからです。

・また、たとえば「サバイバルゲーム」や「ファストフード」などの対象読者の嗜好が掴みやすいブログであれば効果が見込める広告も絞りやすく、単価の高い広告が入るケースもあります。

個人情報を守るために知っておきたいこと

・独自ドメインはドメイン取得代行サイトで簡単に取得できますが、ここで気をつけなければならないことがあります。それは「独自ドメインを取得すると個人情報がネットに公開される」ということです。  取得にあたって、氏名、住所、電話番号、メールアドレスといった個人情報の入力が必須で、それらの情報は「WHOIS」というサービスで、IPアドレスやドメイン名登録者などに関する情報を誰でも閲覧できるのです。 「WHOIS」による個人情報の公開を防ぐには、ドメイン取得代行サイトが提供する「WHOIS情報公開代行サービス」を利用します。これは取得に必要な個人情報を代行業者の名義で登録するサービスです。

 

元管理人って何者ですか? まじめに応える清水鉄平のQ&ア

Q ゲハブログ黎明期に一歩抜け出せた理由はどこにあるのでしょうか?(43歳、男性、自営業)

A 小学生時代の僕は頼まれてもいないのに学級新聞を書いて壁に貼ったり、気合いの入った自由研究で賞をもらったりするような、とにかく自分の作ったものを人に見てもらうことが大好きな子どもでした。ブログにハマったのも、そうした性格からだと思います。はちま起稿を1人で運営していた頃は取り憑かれたように記事を書き続けていました。
ただ更新回数を増やすのではなく、自分なりの意見を載せよう、面白いネタを紹介しようという情熱も人一倍強かった気がします。進学、青春、すべてを捨てた人間が書くブログが面白くないはずがない。自分でもどうかしていたと思いますが、そうした狂気じみたブログへの情熱が、はちま起稿がゲハブログ黎明期に抜きん出た理由かなと思っています。

Q ブログで取り上げるネタを選ぶときの判断基準は?(32歳、男性、会社員)

A ネタ選びの基準は、自分が面白いと思うかどうか。世間やネットで話題になっているネタでも自分が面白いと思えなければ取り上げないし、逆に面白いと思えばマイナーなネタでも取り上げるようにしています。
しかし、自分の興味や世間やネットの話題に関係なく、なんとなく載せた記事が予想外に盛り上がったり、人気が出ると思ったネタが不発に終わったりすることも結構あります。よくコピペブログと揶揄されますが、案外まとめブログの更新って奥が深いです。

Q アフィリエイトブロガーで食っていけるのでしょうか?(23歳、男性、大学生)

A イエスかノーで答えるならイエス。生活の規模にもよりますが、僕のまわりにもアフィリエイトだけで食っているまとめブロガーは大勢います。ちなみに僕自身はブログを立ち上げてから一年後にアフィリエイトを導入し、収入と呼べるような金額が入るようになるまでは、そこからさらに半年ほどかかりました。
しかし、アフィリエイトの報酬システムはつねに変化していますし(基本的にはブロガーにとって不利な方向に)、競合相手となるまとめブログの数も増え続けています。アフィリエイトに頼る生活は1年先がまったく想像できない非常に不安定な生き方なので、これだけで食べていこうと考えるのは個人的にあまりオススメできません。ですが、ブログを始めるだけなら今すぐできますので、試しにやってもよいと思います。

Q たくさんの情報を扱っていると、色々なことで頭がいっぱいになってこんがらがったり嫌になったり苦しくなったりしませんか? そういうときは、どのように対処していますか?(19歳、女性、大学生)

A E3(エレクトロニック・エンターテイメント・エキスポ)という世界最大のゲーム見本市があります。毎年開催時期になると記事にすべきネタが膨大になります。更新することが嫌になったり苦しくなったりはありませんが、1人で更新しているときはあまりの情報量でいっぱいいっぱいになることがありました。
このとき思ったのがやみくもに手を動かすよりも、ひとまず手を止めて、物事の優先順位を決めることのほうが重要ということです。    はちま起稿の読者受けを考え、速報性が求められるものや注目タイトルは素早く記事にし、その他の発表や続報は、あとで「カンファレンスまとめ」といった形にしていましたね。

Q 新聞やテレビの誤報について、ちょこっと「誤りでした」「ごめんなさい」ですませていますが、十分だと思いますか?(21歳、女性、アルバイト)

A はちま起稿でも誤報を流したことがあるので人様のことをとやかく言えませんが、人が記事を書いている以上、ヒューマンエラーは避けられないと思います。大切なのはミスをした後の訂正と謝罪。その後の記事で過去の反省をどう生かしていくかだと思っています。
はちま起稿の読者にも過去の誤報をことあるごとに取り上げ、叩こうとする人がいます。そうした人たちに僕たちが言えるのは「ごめんなさい。今後の記事では同じようなことをしないよう努力します」と言うことだけしかできません。「死んで詫びろ」「ブログを閉鎖しろ」と極端なことも言われますが、そうした責任の取り方は今の僕にはできません。

Q 長年ブログを書きぬいてきた秘訣、その源を教えてください。(17歳、男性、専門学校生)

A なんだかんだ言われていますが、はちま起稿を続けてきた理由って読者が面白がってくれたからなんですよ。毎日毎日休まず記事を書き続けるのは死ぬほど大変でした。それでも続いてきたのは、読者からたくさんの反応があったからです。ポジティブな反応もネガティブな反応も、すべてがモチベーションにつながりました。
あと執念も必要です。話題性のあるネタで注目されたい、同じ内容でも切り口を変えて他のブログを出し抜きたい……といったメンタルも大事だと思います。

Q 既存のメディアとまとめブログの違いについて、中立性や独自性を中心に教えてください。(35歳、男性、無職)

A まとめブログは同じ趣味を持った読者が集まりやすく、記事の内容も読者のニーズにあわせたものになるため、偏った内容になりがちです。ただ、まとめブログに必ずしも中立性が必要なのかというと、そうではないと思います。
そもそも既存のメディアとは収益構造が異なります。そのため、直接メーカーとはお付き合いがないので、記事内容が偏っても問題ありません。 まとめブログは誰でも作れますし、それぞれに主張があるからこそいろんなブログが存在している。中立性が必要ないところが既存メディアとの一番の違いで、まとめブログの独自性なのかもしれないと僕は思います。

 

炎上の裏側 元管理人の雑記帳

アンチとはちまとネット社会

はちま起稿を嫌う人のなかには、ブログやTwitterで積極的にはちま起稿の批判を発信する人たちが存在します。しかし、不思議なことにそういう人たちはこちらへ直接メールで意見をしてくることはありません。ほとんどが自分の運営するブログで他のブログの批判記事を書き、ページビューやブックマークを増やしたり、批判ツイートをしてRTを増やそうとしているように見受けられます。おそらく自分の共感者を増やしたいのでしょう。その様子を見て僕はこう考えました。「ゲーム」という人気ジャンルを褒めるだけではなく、批判もすることでその知名度を上げていったはちま起稿のように、彼らは「はちま起稿」という有名ブログを批判することで自分の知名度を上げようとする人たちなのではないかと。

自分の考えを伝えたい、共感してほしい、評価してほしい。誰か僕を見てくれ。  ゲーム情報を発信しながら、僕は自己顕示欲を満たすために、はちま起稿を続けてきたのかもしれません。そして彼らもまた、はちま起稿を叩きながらをそうした欲求を充たそうとしているのではないでしょうか。自己顕示欲を充たし、みんなで共感し合う空間。それがネット社会の本質なのかな……と僕は考えています。

 

あとがき

・スマートフォンの普及が進むにつれて、日常的にネットに触れる人口はさらに増加するでしょう。また、ネット上の情報も加速度的に増えていくはずです。しかし、スマートフォンを手にしたユーザーが皆、欲しい情報を手に入れられるとは限りません。玉石混合の情報群から自分にとって価値ある情報を取捨選択するには、高い検索技術が必要になるからです。まとめブログが今注目を集めている理由は、ユーザーの検索技術に関係なく管理人や記者によって情報が最適化された状態で提供される利便性にあるからと考えています。この利便性がある限り、「まとめ」のニーズはよりいっそう高まっていくと思われますし、まとめブログの数もさらに増え続けていくことでしょう。そして今後はちま起稿が数あるまとめブログのなかから生き残っていくには、情報の収集・整理する記者の技術とセンスを磨いていかなければなりません

はちま起稿 月間1億2000万回読まれるまとめブロガーの素顔とノウハウより)

 

 

まずこの本を読んでいて驚いたのは、清水さんがブログを始めたのは高校生の時ということですそして浪人しながらも、ブログを運営し続け、ブログの収入で自分で予備校代を払っているということです。ちゃんと志望校へも合格しているようですし。

ブログでの執念と言う話が何度か出てきましたが、起きている時間の全てをブログ運営に使っているということもありましたし、本当にブログ運営への執念が凄まじいですね。

また1990年生まれで、自分と一歳しか変わらないという部分も驚きました。

 

また一つ思ったのは、2ちゃんねるまとめブログ的なものは現在は作れないようですが、今まとめブログを作るなら、NewsPicksのまとめブログなんか作ったら面白いのかなと思います。

自分もたまにNewsPicksのコメントの引用をした記事の作成をしていますが、コメントのキュレーションは結構価値があると思います。ユーザーが増えてきたため、全部のコメントを見るのは人気記事だとほぼ不可能な状態にあるんですよね。

 

そしてブログ運営において、一番大切なことは「時代の流れとともに変化するニーズを見極め対応していく。独りよがりにならない。たくさんの人に見てもらえる記事づくり。僕とはちま起稿の歴史はそのくり返しだったような気がします。」ということだと思います。

まとめブログに近いものとして、バイラルメディアがあります。バイラルメディアも嫌いな人はけっこう叩いていますが、こういうのって変化するニーズを見極めていくことが一番重要だからです。

「よくコピペブログと揶揄されますが、案外まとめブログの更新って奥が深いです。」とありますが、この点で本当に興味深いと思います。

 

 

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