家入さんの選挙を振り返って!
都知事選が終わりましたね。投票率は46%と雪の影響もありとても低かったです。投票はたくさんの場所でできるはずなので、雪で行けないってどういうことなんだろう?っていう気もしますが。やっぱりみんな雪の日には外出したくないですよね。
また当選は予想通り舛添要一さんが当選し、二位以下に圧倒的な差をつけて当選しています。
NHK選挙情報|東京都知事選 開票結果より
そして自分が一番期待していた、家入一真さんは5位という結果で泡沫候補の中では一番をとっていますが、主要候補には全く及ばず、4位の田母神さんの約1/7という結果になりました。
この結果から単純にわかることは、まず主要候補として、メディアに取り上げてもらえるようにならなければやっぱり全然選挙で一定数の得票を得ることは不可能だと言うことです。
ここが田母神さんと家入一真さんの得票数の大きな違いですね。
これはマック赤坂さんもイケダハヤトさんとの対談で言っていますね。
それは簡単にいえば、メディアが選別してしまうわけですよ。「主要4候補」とか。メディアが選別したなかで有権者が投票するというかたちなので、「主要候補」に入ってないのが大きな敗因でしょうね。実績の得票数が足りないということで、主要に入らない。
ただ得票率が泡沫候補の中で一番にはなったものの、ドクター中松さんとほぼ変わらない結果になっていることをしっかり考えてみたいと思います。
個人的な期待として、泡沫候補の中でダントツの一位、そして主要候補にある程度くらいついていると言えるような得票をとり、影響を与えて欲しいというものがありましたし。
まあ既に色々な人が述べていますが、この要因として一番大きいのは「本気度」でしょう。家入一真さんは本気で都知事になろうと思っているわけではないです。色々な場で自分が本気で勝てると思っているわけではないことをはっきりと言っています。
いやー(笑)それはぼくもネットの人間ですし、会社も経営してきましたし…ただやっぱり…なんていうんだろうなぁ、そうだなぁ…。
もちろん当選する気ではやってるんですけど、それを上回る意義がやっているあると思っていますね。なんか「売名だろう」とか「本が売れたらいいんだろう」とか言われたりもしますけど、稼ぎたいんだったらこんなことをしませんよ。
「ぶっちゃけ落ちると思うけど、どうして出馬したんですか?」:都知事選候補・家入かずま氏をインタビュー : イケハヤ書店より
他にも記者会見等で本気で当選できると思っていない旨の発言をしています。
おときた駿さんがこんなことを述べています。
今回の都知事選挙の結果も得票数は9万弱。
人によって大きく見方は分かれますが、率直に申し上げてこれはかなり少ない、完敗と言っていい数字だと思います。
ネットの可能性や、若者の団結を形で示すためには最低でも10万というラインはクリアしなければならなかった。
敗因には諸説あるでしょうが、そのうちの大きな一つが「一部のネット民たちが、遊びでやっている」「勝とうとしてない、売名行為だ」と多くの、特に同世代にまで思われていたことです。
「政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業である」
マックスウェーバーの有名な言葉です。
まあ今回は祭り的な要素がかなり大きかったと思いますし、本気度が低いことは目に見えていたので、インターネッ党で候補者を擁立していく際には是非「本気度」が高い人を擁立していって欲しいですね。
それができなければ、政治をハックできること、そしてネットの可能性を示すことは絶対にできないでしょう。
家入一真さんはクラウドファンディングで700万円を集め、泡沫候補の中でトップになることで、ネットで選挙に出馬まではできることを証明してくれました。また泡沫候補には勝てることも証明してくれました。
今度はネットからどこまで、政治を変えることが出来るか、本当にネット中心で選挙に勝つことが出来るかということを証明していって欲しいです。
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