Googleの作る未来は今の努力を無駄にするかもしれない!
Googleって様々なものを開発していますが、Googleがこれから作ろうとしているものを考えると、今この能力を手に入れるために努力することって意味あるのかな?って思うことがよくあります。
免許を早く取れとよく言われますが、Googleの自動運転の自動車が実用化されれば、免許なんていらなくなります。英語の能力だって、Googleの翻訳が完璧になれば、一切必要なりそうですし、
Googleが開発している自動運転自動車
これからの自動車は確実にこういう運転手が必要ない、自動運転自動車が主流になってくるでしょう。
これが主流になれば、免許はいらないし、渋滞は起きないし、移動時間は何をしていてもいいし、交通事故もほとんど起きなくなるでしょう。
カーレースなどの人間が運転したいと思う場所以外では、運転が必要なくなるのです。むしろ人間が運転することを公道では禁止になったりしてもおかしくはないです。」
これからの自動翻訳
グーグルについてははっきりしている。世界の情報を組織化するというミッションどおり、グーグルは、当然のことながら、書き言葉と話し言葉の持つ戦 略的価値、つまり、情報を活用することを可能にする手段に取り組んでいる。生き残るには、あらゆる言語で提供される検索コンテンツとそのコンテンツに対応 したアドワーズ間の、言語と意味の明確な関連性を維持していかなければならない。
つまり、ユーザー生成型の多言語情報に対応する能力がグーグルのビジネス モデルにとって不可欠なのだ。Google翻訳は、インターネットにアクセスできる人であれば、誰にとっても自動翻訳を身近なものにした。しかも、5年前 にはほとんど想像もできなかった幅広い言語に対応している。翻訳の実用性に対する肯定的な受け止め方が広がるという点で、そのメリットは計り知れない。 Google 翻訳の提供開始以来、わずか2年間で『translation(翻訳)』を含む検索語が4倍に増えたことでも、この傾向は明らかだ。
たまにGoogleの翻訳を使えばわかりますが、Googleの翻訳って日進月歩で日々進化しているように感じます。
少しずつ、機械っぽさがなくなり、自然な日本語に近づいていっています。
未来の話だけど、確実にくる未来
こういう話って未来の話だから「別にそんな先なんだから考えなくてもいーじゃんとか」「どうせ数年後に実現するってずっと言われてるけど、実用化されてないじゃん」って考える人も多くいると思います。
けどいつか確実に来る未来に事前に備えておくのか、その未来が直近に近づいてきてから、その未来がやってきてから次のことを考えるのでは全く違うことだと思います。
未来がどう変わるか考えながら、キャリアを描く
これからのキャリアを考えていくためには、このように自分の能力がいつ陳腐化するかもしれないということを考えながら行うことが必須だと思います。
自動運転自動車が普及してから、タクシーやバスの運転手がこれからのことを考えたり、翻訳機能が完璧になって通訳がいらなくなってから、通訳がこれからのことを考えるのではなく、自分の仕事がスキルの意味がなくなる前に対策をするということです。
色々な研究データがありますが、これからの時代がロボット・テクノロジーに仕事が奪われる人が増えていくことは必須です。
・スキルと賃金の関係が、最近になってU字曲線を描き始めたという。つまりここ10年間、需要が最も落ち込んでいるのは、スキル分布の中間層なのである。最もスキルの高い労働者が高い報酬を得る一方で、意外なことに、最もスキルの低い労働者は、中間的なスキルの労働者ほど需要減には悩まされていない。
・もう一つは、雇用の二極分化が進むことだ。著者によれば、どうしてもコンピュータに置き換えることが難しい雇用には二つのタイプがあるという。一つは、創造的な仕事で、今まで誰も考えつかなかったことを想像することはコンピュータにはできない。創造的なビジネスのアイディアを出す経営者や、感動的な歌を作る作曲家はコンピュータには置き換えることができないのだ。もう一つは肉体労働なのだという。客の注文に応えて料理を運び、テーブルを拭くウェイターをロボットに置き換えることは難しい。看護師や配管工も同じだという。このように、本書の主張はコンピュータが人間の領域を浸食することにより、雇用は減り、その減った雇用は、高所得を得られる創造的な職場と、低賃金の肉体労働に二極化するということだ。
(機械との競争より)
マルチな能力をパラレルキャリアで身につける
もし自分の能力が陳腐化してしまった時に、対応できるようにするために必要なことがパラレルキャリアで様々な能力を身につけておき、いつでも移り変われるように準備をしておくことです。
そして、スキルという面だけではなく、パラレルキャリアで色々なことをしたいということも、これからの働く価値観として増えてきます。
これからの働き方・生き方を楽しむためにも、自分のスキルを高めていくためにも、これからパラレルキャリアはどんどん必然的に増えてくるのかなと思います。
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